浜岡原発を止めよう

静岡市で、ドキュメンタリー映画
『10万年後の安全』特別上映会を開催します
2011年6月1日記
馬場利子
浜岡原発は現在、全機止まっていますが、永久に廃炉にする訳ではなく、 核燃料はそのまま冷やし続けられています。

廃炉になった場合、この核燃料、高レベル廃棄物となる原子炉は、 いったい、どの様に処理されるのでしょうか?

廃炉にする作業で、また多くの人が被曝をする事を想うと無情さを感じてしまいます。

安全に運転されても、原発から出る高レベル核廃棄物は、 まだ、その処理方法も決まっていないのが現状ですが、 そのような中、フィンランドでは高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場の建設を決め、 その地下都市では、10万年間保持されるように、設計されていると言います。

このフィンランド、オルキルトで世界初の地層処分場を取材したドキュメンタリー映画、 『100,000年後の安全』を、 プラムフィールド主催で特別上映会を開催します。

7月3日(日) サールナートホール 静岡県静岡市葵区御幸町11-14 1階ホールにて。

世界中の原子力発電所で出された膨大な量の高レベル廃棄物は、 現在、仮の集積場に蓄えられていますが、 地上では、自然災害や人災で社会的な影響を受けやすいため、 地層処分が考え出されました。

核廃棄物を10万年後まで、はたして安全に保持できるのかどうか、 この映画は私たちに問いかけています。

上映会当日は、京都大学大学院工学研究科原子核工学の河野益近さんをお迎えして、 『なぜ、放射能汚染測定なのか?』と題して、 午前と午後の2回、アフタートークも行います。

講師の河野益近さんは、京都大学反原発科学者5人衆の1人として、 長く研究と活動をしてきた方で、 6月11日(日)より活動を始める『静岡放射能汚染測定室』のアドバイザーでもあります。

チェルノブイリ原発事故の教訓を活かし、福島原発事故後の暮らしについて、 お話をしていただきます。
『100000年後の安全』の先行上映会 & トーク(映画観賞者はトーク参加無料) 会場:サールナートホール1階ホール
    映画上映
  1. 10:30~11:50 ・ 12:00~12:45  アフタートーク
  2. 14:00~15:20 ・ 15:30~16:15  アフタートーク
  3. 18:30~19:50
  講師:河野益近 京都大学大学院工学研究科原子核工学         静岡放射能汚染測定室アドバイザー 特別鑑賞券:1枚 1000円    この特別鑑賞券は、7月9日(日)から2週間の シネ・ギャラリー3Fでの上映にも使用できます。 主催:プラムフィールド静岡放射能汚染測定室
多くの方にご覧いただき、浜岡原発に限らず、 原子力発電所から出る核廃棄物の処理について、 私たちの暮らしや、職場として永久地層処分場が共存できるのか ご一緒に考えて頂ければと思います。

静岡市近郊にお住まいの方は、ぜひ、お時間を作っていたしてください。