浜岡原発を止めよう

静岡県知事 川勝平太様
東海地震に備えて、
浜岡原子力発電所の運転停止を
働きかけてください
2011年3月17日記
「福島原発事故を受けて、浜岡原発の運転停止を願う市民有志」
代表 馬場利子(プラムフィールド代表)
 いつも、県民の安全で幸せな暮らしを目指して、県政を運営して下さりありがとうございます。

 私たちは、暮らしや環境、まちづくりや子育て支援など、市民として支えあい、 幸せな地域を創るために活動を続けている者です。

 今回、3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震では、未曾有の被害が出ていますが、 地震や津波による壊滅的な被害は防ぐことが出来ない天災として受け止め、 国民として出来る支援や協力をしたいと思っていますが、 福島原子力発電所の事故は、天災ではすまされない放射能汚染を引き起こしています。


 静岡県は、30年以上前から巨大地震が来るといわれ、国も地震防災に総力を挙げてきた地域ですが、 その想定される震源域に浜岡原子力発電所が運転されています。

 巨大地震により、原発事故が併発し、放射能災害を起こす事を心配し、 中部電力に対して、『東海地震が過ぎ去るまで浜岡原子力発電所の運転を止めて欲しい』と 願い出た裁判も係争中ですが、その裁判で市民(原告)が憂慮してきた事故(原発トラブル)が、 福島原発で次々と起こりました。

 東海・東南海地震は、マグニチュード9クラスの超巨大地震になる可能性が高いと言われていますが、 今回の地震がそれと全く同じ規模であった事から、福島原発の事故で放射能汚染を受けてしまった人々の姿が、 私たちの家族や地域の人々の姿に重なり、被災者の方たちの悲しみが人事とは思えません。

 どうか、「原発は国の基準に準じて運転されているから安全である・・・」という企業の主張から一歩進んで、 今回起こった悲惨な事故を教訓として、これを機会に浜岡原子力発電所の運転を止め、 自然エネルギーへの転換を図っていくよう、静岡県として中部電力に強く要請してくださるよう、 心からお願いをします。

 私たちもより一層、節電や省エネを心がけた暮らしをし、 中部電力が自然エネルギーによる発電に転換してくださる事業を応援していきたいと思っています。

 以下、賛同者一同、連名でお願いをいたします。