浜岡原発を止めよう

『東海地震の前に浜岡原発を止める』ためのアクション4
静岡県議会議員選挙の候補者への
『東海地震と浜岡原発についての公開質問状』
2011年4月1日記
「福島原発事故を受けて、浜岡原発の運転停止を願う市民有志」
代表 馬場利子(プラムフィールド代表)
本当に多くの方から、浜岡原発を止めるための活動やアクションについて、お知らせを頂いています。
その全てを掲載し、ご報告することは出来ませんが、
静岡県内の地方自治体でも、原発震災を防ぐために、意見書を採択したところがあります。

確実に、浜岡原発の安全性を憂慮する県内自治体が増えています。
共感できる決議や要望を挙げてくれている自治体には、お礼と期待を伝えていきたいと思います。
東北関東大震災における福島原子力発電所の深刻な被害を経験し、
『東海地震と浜岡原子力発電所についての公開質問状』
を届けしますので、ご返答いただければ幸いです。

 3月11日に起こった東北関東大震災の被害を目の当たりにし、世界史初の原発震災 (巨大地震により、原子力発電所の苛酷事故を併発する震災)となった福島原発の 放射能被害は未だ収束する見通しがない状態です。
私たちの住む静岡県は、国の地震予知連絡会が東海地震の発生を予知し、それに備えて 『地域地震防災』に多くの予算を投じてきていますが、 私たちはかねてから、巨大東海地震に際して、浜岡原子力発電所の安全性に不安を感じておりました。

 今回の大震災では、津波による街の損害も大きなものでしたが、 福島原発事故による放射能被害は、放射能による土地の汚染が強く残り、 今後、何年間に及んで汚染地域に戻ることが出来ない可能性が大きくなっています。

 東海地震は必ず起こると言われています。
 浜岡原発の運転許可は、静岡県の管轄であり、毎回、静岡県知事が運転許可(了承)を行っていますが、 今まで、静岡県議会の意見が私たちのところに届いたことは全くありませんでした。

 県議会の役割は、自治体の政策実行責任者である県知事の考えを精査し、 適切な県政が行われるように協議(チェック)する事にあります。
一旦、今回のような原発震災が起これば、静岡県民の暮らしが破壊されるだけでなく、 経済活動は致命的な被害を受けることになります。
静岡県議会としても確実に起こる東海地震に際して、 浜岡原発の安全性を再考する責任を果たしていただきたいと切に希望するものです。

 そこで、原発震災を経験された今、浜岡原発に対してどの様なお考えをお持ちであるか、 お伺いしたいと思います。

 この公開質問状は、「福島原発事故を受けて、浜岡原発の運転停止を願う市民有志」の ウェブサイト(浜岡原発関連で9万件のアクセスがありました。) に掲載し、お答えを頂き次第、同様に情報配信をいたしますので、よろしくお願いします。
【質問1】
●予想される東海地震の震源域、内陸直下型地震である事をご存知ですか?

【質問2】
●中部電力の総発電量の内、浜岡原発の発電率をご存じですか?
中部電力・電源別発電電力量の推移→
(2009年度の原発による発電実績は11%でした。)
【質問3】
●近年では2002年、2009年に中部電力管内で、全ての原子力発電所の運転が止まり、 半年以上にわたって節電も電力不足も言われなかった期間があったことをご存知でしたか?
【質問4】
●東海地震が内陸地震としてこの震源域で発生した場合、震源では、 地殻が1~3メートル上下動する可能性もあるとされていますが、その場合、 浜岡原発は安全に運転を止める事は可能だと思われるでしょうか?
【質問5】
●チェルノブイリ原発事故(1986年4月26日発生)により、 日本の農産物にも放射能汚染が及んだ事をご存じでしょうか?
【質問6】
●静岡県として、電力の利用(エネルギー政策)について 何か提言やお考えお持ちでしたら教えてください。
【お忙しいところご協力、ありがとうございました。広報をさせていただきます。】