静岡放射能汚染測定室

子どもを被曝から救うためのポータルサイト

が出来ました

2011年5月19日記
馬場利子
『浜岡原発の運転を止める』要望書への賛同署名を集める中で、全国の多くの方と繋がりを持つことが出来ましたが、 今回、ご紹介する「子どもを被曝から救うためのポータルサイト」の活動もその1つです。

「子どもを被曝から救うためのポータルサイト」「Moms to Save Children from Radition」(MSCR) を開設した代表者のお1人が、 4月27日にプラムフィールドを尋ねて下さり、このポータルサイトのお話をしてくださいました。

このサイトは、
 「子どもたちを救うために力を貸してください!」
そんなtwitter上での福島に住むひとりのママの悲痛な叫びに、
“子どもを放射能被爆から守りたい”と願う有志たちが続々と呼応し、
立ち上げたのがポータルサイト「Moms to Save Children from Radiation(MSCR)」で、
代表者の4名は、フリーランスでライターをしている女性たち。

子育て中の方もいらっしゃるので、「他人事とは思えない。とにかく子どもたちを被曝から守るために海外へも情報を提供し、 子育ての不安を共有し、出来る事をしていきたい」という事でした。

5月に入って、このサイトが出来上がったとのお知らせを受けましたので、 サイトを尋ねてみると、情報が満載されていて、情報発信のプロの方たちはさすがだと感銘を受けました。
このサイトの目的はこう書かれています。
『 私たちが目指すのは、1人でも多くの子どもたちを被曝から救うこと――。
当サイトに集まった「ママたちの声」を政府に伝えることで、子どもの年間被曝量基準値の引き下げ、 汚染地域での数値計測と公表の徹底、学校授業自粛、学童疎開検討、疎開手当検討などを働きかけていきます。
また、情報が足りない、周囲の目が気になる、などの理由で避難、疎開に踏み切れずにいる母親、家庭の後押しができるよう、 情報発信をしていきます。』

私たちの子育て時代にはなかったインターネット・ツールが、 放射能汚染に対して、母子が孤立したり、適切な情報がなくて不安を感じる事が無いように、 サポートしてくれる場をとなるに違いありません。

様々な人が、知恵と力を出し合い、未来を創る活動が、人や社会を幸せにしていく・・。
ボランタリーな活動が、大震災と原発事故の悲惨な現実を乗り越えていくエネルギー源となっている事を実感します。

ママサイト・・ありがとうございます。