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 2005’
    “うれしいトレペ”  
    
うれしいトレぺ 製紙会社と消費者の希望が
考える限り、人と地球にやさしい
“うれしいトレぺ”を創りました。

1998年1月16日スタート

●雑古紙100%
  現在、古紙で作られているトイレットペーパーは白さを求めて、
  牛乳パックや上質紙の再生品が多く、
  雑古紙の場合は塩素漂白されているものがほとんど。
  牛乳パックや上質紙の古紙は他の紙の再生にまわし、
  トイレットペーパーは廃棄、焼却されている雑古紙で作りたい。

●完全無漂白
  白さのためにダイオキシン汚染を招く塩素を使うのは論外。
  “無漂白”の表示も、塩素漂白していないという意味で、
  酸素系漂白剤も、染色体異常が報告される化学物質。
  白さのためなら、それも使わないで欲しい。

これは私達の大きな試みです。
どうぞ、皆さんも使ってみて下さい。

1ロット100個より全国発送致します。
≪注文先・お問い合わせ先≫パーソンウィル TEL(0544)25-6654 Fax(0544)27-6745





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2007'6/23
“うれしいトレペ”お答え通信No.1
通信No1
通信No12




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2005’
“うれしいトレペフレンズ”

ポップ

古紙回収にかからない紙の回収(月1回)
“うれしいトレペフレンズ”

1999年2月10日 みるめ通信より

回収 リレー 積み込み

素敵な出会いで製紙会社といっしょに
“うれしいトレペ”“うれしいティッシュ”ができました。
私たちが幸せなことは、家庭から紙ゴミが無くなったことです。
どんなに小さな紙も資源。
家庭で集めた雑古紙が総て“うれしいトレペ・ティッシュ”になって、
再び使えることも信じられないくらい うれしいことです!

第3木曜日に“みるめ”をのぞいた事がありますか?
すごいですよ!!!
みるめの活動は1人1人ができることを少しづつ出し合って、
私たちの望む暮らしにつなげてゆくこと・・・です。
義務であったり、当番をふって、強制的に活動をする事はありません。


●活動日
    毎月第3木曜日 10:00〜11:30
        翌金曜日 9:00〜9:30

  ・毎月でなくても一応出れる方は世話人に声を掛けてください。
  ・毎月8〜10人で楽しくやっています。
  ・いっしょに作業するって、やはり楽しいものです。
  ・車を出していただける方も大歓迎!!
  ・今までの実績ですと、市より報奨金が還りますので、
         車と本人が出てくださる人には1000円/回
         力を貸してくださる方には   500円/回でます。

企業 団体 家庭



★雑古紙回収エコエコメモ★

●市のゴミ処理には1tあたり26.623円(1998年度実算)の税金がかかっているので、
  みるめだけで、月79.869円の節約になっています。
  という事は年間約96万円の節税!! すごいと思いません?!

●古紙回収の報奨金は1kgあたり5円です。
  みるめのお手伝い費として平均月15.000円市よりいただいています。

お金が目的で始まった回収ではありませんが、
小さな力が集まれば、資源を大切にする事や節税にも、CO2削減にもなっている。
それもうれしいですね♪

ピ花 “うれしいトレペ隊”冊子販売中!





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2005’
“報告と課題 (その1)”

うれしいトレペ”の製紙工場が変わりました。

2003年1月 日 馬場利子記
 1998年1月16日、市民と静岡製紙工業の初会合から企画がスタートし、静岡発の環境商品として全国的にも多くの利用と応援を受けて順調に作られ、使われてきた“うれしいトレペ”が昨年末、静岡製紙()の企業廃業に伴い、作られる工場が変わりました。

★この経緯は
 静岡製紙に持ち越しの負債があったことに加え、安売り競争による家庭紙価格の低迷と取引問屋の倒産が重なり、取引銀行の融資が受けられない状態となったため、倒産を避け、資本を整理し、廃業という選択をしたためです。
 昨年春頃から富士周辺では中小家庭紙メーカーが三分の一になる製造不況(作れば作るほど負債が増える)と連鎖倒産に見舞われているそうです。
 これは、スーパーなどでトイレットペーパーが安売り目玉商品として売られるようになり、価格が全体に低くなっているため、メーカーは製造コストを割って出す事を余儀なくされているので雪だるま式に負債が増え、銀行の借り入れが続かなくなってしまうためのようです。
 静岡製紙の社長さん石川さんは、一昨年末から「来年2002年になれば日本の古紙の価格は海外需要(特に中国、東南アジアむけの輸出)が急増する事で跳ね上がって、古紙不足が決定的にになって、家庭紙メーカーのほとんどがやっていけなくなるだろ」と何回も何回もいっておられました。(このとき、聞いている私には本当にそうなるかどうか全く見当もつきませんでしたが、このことは、既に2003年1月現在本当になっています)
 古紙の不足、家庭紙メーカーの淘汰を乗り切るために、健全な工場と協力して“うれしいトレペ”を造り続けようと、廃業前から静岡製紙の社長の石川さんは富士市内を駆け回っていたようです。
社長の石川さんは「このトレペは僕の夢だったから、どうしても残したい意地みたいなもの。何があっても同じ製法で作ってくれる会社を、探して作りつづけてもらう…。」と言っていました。

 なぜ、廃業なのか、倒産しないで会社を整理する事のメリットなどは“うれしいトレペ”の企画とは全く違う経済社会の理論で進行している事でしたので、
 石川さんの言葉『今後も必ず、“うれしいトレペ”だけは作り続けたい』
という気持ちを尊重して、企業間の調整を待ちました。 そして、静岡製紙は工場を閉鎖する前に3ヵ月分は注文に応じられるよう在庫を強化し、2002年3月末で廃業。

同じように無漂白の古紙100%のトイレットペーパーを作っている新和洋製紙(富士市)に生産が引き継がれました。
 皆さんも使っていて気が付かれたと思いますが、2002年6月頃からトレペの手触り、色合いが変わっています。これは新和洋さんで作られたトレペになったからです。
 一見して白くなったトレペに「静岡製紙さんがつぶれて、うれしいトレペが作られなくなったと聞きましたが…?」の問合せも何件もありました。
 静岡製紙で作られたトイレットペーパーはなくなりましたが、“うれしいトレペ”は静岡製紙で作られることが目的ではなく、どこのメーカーでも廃棄されている古紙100%、化学物質を一切使わず作られたものであることが私達の願いです。
 このため、静岡製紙の廃業に伴う会社整理が終わるのを待って、新しく“うれしいトレペ”が作られている工場の見学に行きました。
見学については「みるめ通信」でも簡単にお伝えしましたが、その報告は、次回の通信に詳しくお伝えしたいと思います。この間、“うれしいトレペ”誕生の時にはわからなかった、家庭紙製造の色々な問題を知る事が出来ました。この件も、次回に…。




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2005’
“報告と課題 (その2)”

うれしいトレペ”の製紙工場が変わりました。

2003年2月10日 馬場利子記
★2002年9月5日(木)製紙工場見学に
 宮本さん、伊藤さん+悠ちゃん、松下さん+甘露ちゃん、三好さん、馬場の5+2人で出発。
 静岡製紙から引き継いで“うれしいトレペ”を作ってくださっている富士宮市の新和洋製紙を訪問。
駅を降りると、5年前に静岡製紙を訪ねてこの町を訪ねた頃とはっきりと町の様子が違っていました。ここは全国の家庭紙(トレペやティシュ)の80%以上を作っている製紙の町でしたが、当時の活気はなく道路の両側には廃業している製紙工場が目立ちました。
 新和洋製紙の工場は、駅から車で約15分。規模は静岡製紙の4割くらいの敷地に製紙ラインが1系統だけ。社長が出張のため弟さんの専務さんが工場を案内して下さいました。

 工場内に入ると、原料の古紙がキュウブになって積まれている中に牛乳パックの束もありました。これは生協からリサイクルして欲しいという要望で原料の一部に加えているという事でしたが
「私たちのうれしいトレペに牛乳パックが入いることもあるのですか?」と尋ねますと
「いつも牛乳パックが入ってくるというわけではないから、他の古紙も混ぜている・・。」との事。
静岡製紙にあったような地球釜で古紙を溶かすのではなく、土間に直径2メートルくらいの溶解槽があるだけの、簡潔なシステムです。
「古紙を溶かす時に何か薬品を使っていますか?」
「漂白はしていないけれど、次亜塩素酸ソーダは使わないと、古紙が溶けないからどこでも、使っていますよ。」の言葉に正直なところびっくり。

次亜塩素酸ソーダは過酸化水素(酸素系漂白剤)と同様の変異原性が言われている化学物質です。食品添加物にも認定されているから安全という人もいますが、殺菌剤、漂白作用もあるものですから、“うれしいトレペ”の約束とは違ってしまいます。
石川さんは案内してくださいましたが、事務所で待っていましたので、『うれしいトレペの約束』について私たちが、『それでは話が違う!』といって良いものかどうか、直接クレームをつけることは控えて見学を続けました。
しかし、次亜塩素酸ソーダの他は全く薬品を使っていないという説明でした。

トレペはこの工場では原紙(幅2メートルのトレペに裁断される前の大きなロール)を漉き挙げるところまで、後は巻上げと裁断をする工場に運ばれます。専務さんの話では、「牛乳パックを原料とすることは『良い』とか『悪い』より、捨ててしまうより良いし、生協がリサイクルしたいと言っているから使っている・・。」という認識でした。
確かに現状では、牛乳パックで他の紙を創るシステムはないので、トレペにしないと焼却するしかないのも現実です。

新和洋製紙を出たところで、
石川さんに「次亜塩素酸ソーダを使っているという説明だったけれど、本当はどうなのですか?」と聞きますと
「そんなことは絶対無い。こちらが要望する前から薬品を使わないで作っていたからこの会社に依頼したのだから。」と石川さんは“うれしいトレペ”の約束は守られている事を信じている様子。
石川さんは嘘を言える人ではありません。「それにうれしいトレペに牛乳パックが使われている事はないですよ。」という説明に、これから確認しなくてはいけない内容が何点か明らかになってきました。(報告3に)

★加工工場の丸富紙工へ
新和洋製紙を後にして、次に訪ねたのは加工工場の丸富紙工(丸富製紙ではありません)。
ここは、各社で作られたトレペの原紙からそれぞれの規格に合わせて巻きなおし、製品にして発送しています。倉庫のような簡単な工場で加工されています。(この後の報告はまた次号に)





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2005’
“報告と課題 (その3)”

うれしいトレペ”の製紙工場が変わりました。

2003年3月16日 馬場利子記
★トレペは加工工場・丸富紙工で巻かれます。
 新和洋製紙で原紙と呼ばれる大きなロールに漉きあがると、加工工場に運ばれます。静岡製紙では原紙を漉くことから、トレペに巻き発送用に包装することまで全て1社でやっていましたが、この様に分業がなされているのは、富士市や富士宮市では珍しい事ではないとの事です。
 原紙はトレペのタイプに合わせてシングル、ダブル、ミシン目入りなど巻き違うトレペに巻き、裁断して箱に詰められますが、丸富紙工は広さ40畳あまりの工場に簡単な裁断機などが1目で見渡せる規模。
 ここへは新和洋製紙からだけではなく、親会社の丸富製紙(株)からも原紙が入っていました。
「漂白していない原紙と他の原紙を間違えて巻くことはありませんか?」
新和洋さんで紙が漉かれるようになってから、「トレペが白くなったのは何故ですか?」という質問や「白すぎないか?」という不安の声もありましたので、他社の原紙と間違えて製品化してしまうことはないか心配で尋ねました。
「原紙を間違えたら、仕事になりませんからそれはないです。」と言う返事。確かにそうですよね。

★働く人の健康と幸せは・・
ここでは私たちが特に気になった事が1つありました。
それは、うれしいトレペのように無包装、100個というと、工場の人は出来上がったトレペを1つ1つ手で箱詰めしなければなりません。トレペは皆さんもご承知のように、意外に紙ほこりが舞います。
 工場はほわーっと空気にモヤがかかったようになっています。働いている人は、マスクもつけないで作業をしているのですが、短時間いただけでも私たちは働いている人の健康を案じてしまいました。
 この時、私は静岡製紙の石川社長が“うれしいトレペ”が誕生した時から言われていた話を思い出しました。
「1つ1つトレペを詰めるのが面倒だと社員が文句を言って困る。4個や6個のビニールつめなら、全部機械でやれるけれど、バラはみんな手でつめなくてはいけないから、経費のかかることにもなる・・。」
私は石川さんの話を“ビニール包装なら、全部機械化されていて簡単に作れる・・程度に聞いていましたので、その時は「ただ捨ててしまう包装のためにビニールを使ってトレペをまとめてもらわなくても良い。そんな事をしたら、うれしいトレペの意味が薄れてしまうから100個まとめて箱に入れてくださればいい。」と答えたのを覚えています。
 しかし、こうして実際に1つ1つ手作業で、腰をかがめて箱に詰めてくださる様子を見、もう一方でベルトコンベアに乗ってビニール袋に自動的包装され、それをただポンポンと箱に入れていけばいい機械化された作業を見てしまうと、“人の作業の負担と、環境に良いということ”の選択の難しさを感じないではいられませんでした。

★物つくりはコストと働く人の幸せが大切・・
 まだ40代くらいの社長さんは、「そんなに説明するほどの事はないこれだけの工場です。」と言ったきり、はにかむように工場を見渡しました。
「何個かづつビニール袋に包装したほうがコストは安いのでしょうね。」と尋ねますと
「作業が断然早いから効率が良い分、ビニール袋のコストより安くなりますね。」との事でした。
「1つ1つの手作業の箱づめは、私たちの我侭なのではないかしら・。」工場にうっすらとモヤのように舞う空気の気配を思い出しながら、同行した人と帰りの電車の中で話をしました。

人が働きやすいという事も、また環境問題にとっては大切な視点。
トレペの包装形体について検討課題が1つ見えてきました。
石川さんは、ビニールではなく紙袋に何個か詰めたらどうか?と何回か検討したようですが、紙袋は決定的にコストが高すぎて実現はなりませんでした。

1つの消費財を創ることは、経済や福祉、環境、生き方全てを眺められる有機的な作業です。
“うれしいトレペ”は私たちに、これからみんなで創る経験をプレゼントしてくれているようです。
(物語はまだ続きます)




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2005’
“報告と課題 (その4)”

うれしいトレペ”の製紙工場が変わりました。

2003年 月 日 馬場利子記
“うれしいトレペの原料確認”
2002年12月18日、新和洋製紙の社長と石川社長、プラムフィールドにて三者会談。

★次亜塩素酸ソーダの使用の件
 「古紙の質が安定しなかった4〜5年前までは、漂白のためというより、地下水(30〜35℃)を使用していたため、古紙を24〜36時間釜で溶かす間に、雑菌が繁殖しやすいので使っていた。
しかし、古紙によって、薬品を使うとかえって黄色く変色してしまう事があるので、3年間薬品を一切使わないで様子を見た。結局、使わなくても雑菌が出る事は無かったし、古紙の品質が安定して漂白しなくても大丈夫だとわかってからは、使っていない。」との事。
どうやら、会社の中でも現在の様子に詳しくない社長の弟さんは、昔から使っていたのでそのままの作り方でやっていると思ったようです。
 「もし心配なら、仕入伝票を確認してもらえば、薬品の仕入があるかないかはっきりしますよ」ということで、
漂白、殺菌の為の薬品は一切使っていない事は確認しました。
新和洋製紙の社長さんは、50代後半のざっくばらんな人で、古紙事情など熱心に話してくださいました。

★牛乳パックの使用について
 「生協ブランド」のトイレットペーパーも作っているので、月10〜15トンの牛乳パックが入荷してくるそうです。
新和洋さんでは、1日25トンの古紙を使うので牛乳パックの占める割合は、もともと極わずか。
牛乳パックが入らない時のほうが多い…そうです。従って、“うれしいトレぺ”を作るときは牛乳パックを使わないで作っているが、これからもよく確認するとの事でした。

しかし、余談ですが…毎回、トレペと牛乳パックの話しが出るたびに、それでは牛乳パックはどうしたら良いのか?という話になります。つまり、牛乳パックの原料はカナダの針葉樹しか使用されていません。繊維が長く、均一だからですが、それをトレペにして流してしまうのはもったいないといっても、現在牛乳パックが使われているのは、はがきや特別のノート類に限られています。パックを使用して、上質紙を漉いてくれる工場が無いからです。
上質紙を漉く為には、大きなシステムが必要で、1度に何百トンという古紙が必要になるため、そんなにたくさんの牛乳パックを調達できる流れが無いそうです。(新和洋社長の話)
「だから、うちも燃やしてしまうよりはいいと思って引き受けている…。確かに勿体無いですよね。」とうことで、
“うれしいトレペ”に牛乳パックが使われる事もありません。

★懸念される古紙事情
 この報告(その1)の中でも、書きましたが、この会談の2002年12月は古紙の値段がだんだん上がり始め、大手の大昭和製紙が古紙を使用した「家庭紙」の製造に乗り出しました。
 消費者の環境意識が高まり、バージンパルプ100%なんていうトレペは売れなくなっているためだと思われますが、そのために、小規模な製紙会社には古紙そのものが回って来なくなるかもしれないと、社長たちは心配していました。
しかしそういいながらも、不況の割りにはトレペの売り行きは順調で、作っても作っても品物が無い状態が続いているとの事で「経済の常識ではもう、何も考えられない状態」だそうです。
大手が古紙家庭紙を作り始めると、必ず価格が上がる…。それは大手は大量に流通させるため、問屋にも強気で価格設定が出来る為だそうです。

★2003年2月市場はいっせいにトレペ値上げ。
 古紙の価格高騰が理由なのか、株価の値下がりなどで、大手製紙会社のトイレットペーパー(バージンパルプ100%も再生古紙トレペも)が、足並みを揃えて値上げをしました。
宅配便の値上げの時期から“うれしいトレペ”の価格の見直しを提案されていましたが、これからこのトレペを育てていく為にも、価格を見直す時期になりました。(次回に)




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2005’
“うれしいトレペ”を使ってくださっている皆様へ

急なお願いですが、
“うれしいトレペ”の価格見直しのお願いです。

2003年3月  日 静岡“うれしいトレペ”事務局より
 日頃より、環境商品としての“うれしいトレペ”にご理解をいただき、使う事で商品つくりを支えてくださっている皆様に心より感謝いたします。
 1998年2月、製紙会社と市民の願いを形にして誕生したこのトレペは、全国の人々に共感していただき、『産直』環境商品として大きな広がりを現実いたしました。
 しかし、皆様もご承知のように、日本のリサイクルの優等生だった「家庭紙」を取り巻く状況はこの4〜5年、市民の環境意識が高まりをよそに、激動の時代を迎えています。
古紙の価格暴落から、昨年末からは一変して古紙不足、価格の急騰を迎えています。
トイレットペーパーは、安売り商品として価格競争から外れることが多く、そのため一昨年あたりから静岡県内の製紙会社の倒産が相次いでいます。
 このような情況の中、“うれしいトレペ”の企画・製造に当たっていた静岡製紙工業(株)が、企業の事情により昨年、廃業することになり、製造、発送の方法が昨年より変わっています。

 現在は企画当事者の元静岡製紙工業社長の石川氏が、中心となり、
製紙部門を製紙工業新和洋(株)  加工部門を丸富紙工(有) が担当し製造。
  (この間の詳しい市民リポートは、ご連絡いただければ、送付いたします。)
引継ぎ当初は、機械の違いや内容確認の都合で、トレペの品質が一定しない事もありましたが、環境に視点を置いたこのトレペを、作り続けることを可能にしたいと、協議・努力をしています。

経済全般の事情を詳細に述べる事は割愛いたしますが、今回、かねてより再検討する提案を受けていた“うれしいトレペ”の価格を見直すことになりました。

価格見直しが必要な理由
  1. 企画を実施した初期から、宅配料金を含む価格の設定であったため、妥当な企業利益を見込むことが 出来なかったこと。
    (たぶん、静岡製紙では市民協動企画のこの“トレペ”が売れていくとは思っていなかったのでしょう・・)
    他の古紙100%トイレットペーパーと、メートル当たりの単価を比較いただくと、宅配便料込みでも最も安いトレペになります。価格設定が厳密に出来ていない事は、スタートの時からの不安条件でした。
  2. 2000年に業務用宅配便料金が大幅に値上がりしたこと。
  3. 古紙の価格高騰、世界情勢の不安定から原油値上げ(対イラク戦争が始まれば原油価格が3〜4倍になるという予測もあります)が始まれば、製造コストが価格を上回ってしまうこと。
    以上のことから、今回スタートから6年目を迎え、以下のように価格を変更させていただきたいと思います。
【新価格】
100メートル巻き 3円値上げ包装なし1個39円(旧価格 36円)
包装あり1個40円(旧価格 37円)
65メートル巻き 2円値上げ包装なし1個28円(旧価格 26円)
包装あり1個29円(旧価格 27円)

ただし、この価格は今後、原料の雑古紙の回収システムの確立、原油の値下げ、古紙価格の値下がり等の状況に合わせて、価格の値下げも含め、常に検討・協議していく事をお約束します。

<お問い合わせ> 製造発注担当 T/0544-25-6654 パーソンウイル 
市民窓口 T/F 054-209-2021 プラムフィールド




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2005’
“うれしいトレペ隊”

うれしいトレペ隊A うれしいトレペ隊B
原作 市川伯明(環境SOS子供たちの未来を考える人の会)
絵  米沢典子(ぐるーぷ・みるめ)
構成 うれしいトレペフレンズ
発行 2001年1月1日「健やかな命の生活講座」




【“うれしいトレペフレンズ”の皆様へ】
2001年1月 静岡製紙工業株式会社 社長 石川 祐純

毎度“うれしいトレペ”“うれしいティッシュ”をご愛顧戴きまして大変有り難うございます。
弊社も微力ながら“うれしいトレペ”を積極的に製造、販売していきたいと考えています。
これからも雑古紙をリサイクルし、資源として最後まで徹底的に有効利用してゆくべきと考えていますが、現在、雑古紙の発生量が多く“うれしいトレペ”等の利用が追いつかないため、バランスがうまく取れていませんので、今後も是非、皆様の周りの人にも、主旨をご理解いただき、普及していただければと思います。
本来、日本のトイレにはこのようなロールが普通に使用される日が来る事を信じています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

この度“トレペフレンズ”より『うれしいトレペ隊』の冊子が作られました。
日頃“うれしいトレペ”を育てていただいている皆様に、弊社より感謝のしるしに贈らせていただきます。
ご利用いただければ幸いです。


【“うれしいトレペ” “うれしいティッシュ”を
育ててくださった皆様へ】
2001年1月 うれしいトレペフレンズ

21世紀を健やかにお迎えのことと思います。
皆様のお力添えで、多くの方々に環境に配慮した消費財を利用する意味が伝わるようになってまいりました。
 現在、静岡市を中心に、焼却されている紙類を回収し、このトレペ、ティッシュの原料として利用していますが、私たちの願いは、全国どこへ行っても、こうした原料、作られ方で出来た家庭紙に変わって行く事でした。
21世紀はきっとそれが実現すると思っています。
そのためにも、多くの子どもたちに未来を見つめた物作り、社会作りに触れてもらいたいと、この冊子を作りました。
皆様の所でも、この冊子が利用していただけたらと願っています。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。




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2006'
平成17年2005年度 雑古紙回収活動報告

2006’6月 担当 佐藤

≪活動内容≫

● 毎月 第3木曜日に 各拠点を回り、雑古紙を回収。10:00〜約1時間
● 翌日 金曜日に製紙会社の回収トラックに積み込む。9:20〜約30分
● みるめ会員は随時事務所に持ち込みOK。

≪回収拠点≫

・百町森書店 ・サールナートホール ・ボランティア協会 ・一番町保育園
・中村学園 ・中村宅 ・北親子劇場 ・静岡工業高校 ・障害者協会 
・保健所(2006’4月から)

≪回収量の推移≫

H14 2002年度 14.060kg
H15 2003年度 18.660kg
H16 2004年度 13.620kg
H17 2005年度 13.420kg


≪回収内容詳細≫

年・月 車台数 木手伝人 金積込人 回収量kg 奨励金円 定額分円
2005’4月 3 4 3 2.900 14.500 0
5月 3 3 3 1.540 7.700 0
6月 3 3 3 1.080
(120)
5.400 2.000
7月 3 3 3 1.120 5.600 2.000
8月





9月 3 2 3 1.690 8.450 2.000
10月 3 3 3 1.280
(280)
6.400 2.000
11月 3 2 4 1.100 5.500 2.000
12月 3 3 4 740
(110)
3.700 2.000
2006' 1月 3 3 2 800 4.000 2.000
2月 3 3 4 1.170 5.850 2.000
3月





計 10回 30台 29人 32人 13.420kg
()はダンボール
67.100円 16.000円


≪収支≫

収入合計
67.100+16.000円= 83.100円
支出 30台×1000円=30.000円

61人× 500円=30.500円
支出合計
30.000+30.500= 60.500円 *1
残高
83.100-60.500= 22.600円 *2

*1 昨年まで佐藤が頂いていたお世話料は
   世話人となり、別途世話人費が出るので削除いたしました。

*2 みるめ会計へ繰り入れました。 

≪その他報告≫

●回収量には保健所の分と共同購入時に生じたダンボールを含みます。
●2006’4月以降、市からの奨励金がkgあたり5円から4円に改正となり、
   年3回以上の活動に加算されていた定額分(月2000円)は廃止となります。
●第3金曜日の積込時には人数が多いほど助かります。
●4月・9月は特に回収量が多いので、ご協力をお願いいたします。





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2007'6/23
平成18年2006年度 雑古紙回収活動報告

活動報告2006




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2008'6/11
“うれしいトレペ” を使ってくださっている皆様へ
“うれしいトレペ”の価格見直しのお願い

印刷用チラシ(ワード文章)
                                          “うれしいトレペフレンズ”事務局  馬場利子
                                   2008年6月10日 
 日頃より、環境商品として、“うれしいトレペ”にご理解をいただき、使う事で商品つくりを支えて
くださっている皆様に心より感謝しています。
1998年2月、製紙会社と市民の願いを形にして誕生したこのトレペは、全国の皆様に共感していただき、
『産直』環境商品として、10年間、作り続けることが出来ました。これは使ってくださる皆様のお力
に他なりません。
 この10年の間に、市民の環境意識も高まり、資源回収や再生紙商品を選ぶ人々も多くなっています
が、皆様もご承知のように、日本のリサイクルの優等生である「家庭紙」を取り巻く状況は、2002年以
来、激動の時代を迎えています。
 古紙の価格暴落から、一変して古紙不足、古紙価格の急騰、そして、ここ2〜3年は中国の経済成長
に伴う古紙の需要の拡大によって古紙の輸出も急増しています。そして、空前の石油価格の高騰。
 こうしたコスト背景を持つトイレットペーパーですが、常に「安売り商品」として価格競争から外れ
ることが多く、作っても利益が望めない商品として、製紙会社は経営が立ち行かなくなり、静岡県内の
製紙会社の倒産、統合、廃業が相次ぎました。
製紙の町、静岡県(富士、富士宮市)には、1990年当時約40社あった家庭紙の会社が、現在では
約13社、3分の1以下の企業数となり、大手製紙会社による寡占産業となりつつあります。

 このような情況の中、“うれしいトレペ”の企画・製造に当たっていた静岡製紙工業(株)は、
“うれしいトレペ”を作り続けるために、企業の経営形態を見直し、小規模製紙との協働により、雑古
紙の回収、トレペの製紙、個包装箱入りによる消費者への配送を続けています。
“うれしいトレペ”は、包装にも省資源を配慮したいとの願いから、機械化で簡便な12個入りビニール
包装(包装のビニールがゴミになって捨てなくてはいけない)の形ではなく、1個ずつトレペを箱詰めし
て貰っていますが、この作業は全て人の手によっています。こうした手詰めの作業が出来る工場も大手
製紙工場にはありません。環境に配慮した物作りという視点で、“うれしいトレペ”を作り続けていく
ために、継続的に話し合いをしていますが、2003年の価格見直し(値上げ)から、5年ぶりに、価格の変
更をお願いすることにいたしました。
(“うれしいトレペ”の経緯は このページトップからお読みいただけます)

価格変更の理由は
1、世界的な原油値上げ(1バーレル30ドルだった価格が、100ドル以上と原油価格は3〜4倍になって
  いる)ため、製造コストが価格を上回ってしまうこと。
2、梱包用ダンボールが値上げされた事。
3、紙菅(トレペの芯、ダンボール原紙で出来ています)も40%以上あがっている事
         以上のことから、今回、5年ぶりの価格変更をお願いさせていただきたいと思います。
 
新価格については、7月15日より、別紙価格表の通り変更いたします。 
なお、この価格は今後、原料の雑古紙の回収システムの確立、原油の値下げ、あるいは運賃の
大幅値上げ等の状況に合わせて、常に検討・協議していく事をお約束します。   


<お問い合わせ>
製造発注担当 ・・・ T/0544-25-6654 富士サプライ株式会社 
うれしいトレペフレンズ・市民窓口  T/F 054-209-2021 プラムフィールド
 (月〜金 10:00〜16:00)




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2008'6/20
“うれしいトレペ” 新価格

    新価格B

新価格A




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2008'10/11
平成19年2007年度 雑古紙回収活動報告

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平成20年2008年度 雑古紙回収活動報告

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2010'6/25
平成21年2009年度 雑古紙回収活動報告

活動報告2009