2006年2月1日 通信より
伝えましょう。食文化、食べ方の知恵
子供たちが独立していく前に簡単で大切な食べもの選びのポイントを伝えておきたいと思って、押し付けにならないよう、ホンワリとゆっくりと話をしてきたことがいくつかあります。
その1つが「1日1回、なんでもいいから海藻を食べるといいよ」という事。
環境汚染や食品添加物などによって、体の中に取り込む物質は、体によいものとばかりはいえない時代です。
特にチェルノブイリ原発事故(1986年)以降、人工放射能が食べ物から体に入る量は、昔とは比べ物にならない程増えています。
★ 海藻は放射性ヨウ素から甲状腺を守る ヨウ素だけでなく、カルシウムやミネラル、ビタミンA・E・B1・B2・Cなどを豊富に含む低カロリーの健康食品です。
★ 食べ方は料理しなくてもOKの浅草のりやとろろ昆布、めかぶ味付けモズク、わかめのふりかけなど、大学生の一人暮らしでも簡単に食べられて、買い置きもできる物をまず伝授。
★ そして家庭では1日1回必ず海藻を食卓に供しましょう。食物繊維が多いので、便秘の予防や、お肌ツルツルのアルギン酸もたっぷり摂れます。
★ 意外に知られてないのが、鉄分が多いことです。貧血が気になる成長期や妊婦さんにも鉄剤を飲むよりは昆布がおすすめ。
ほうれん草と同量の鉄分が含まれ、カルシウムは牛乳の5倍!!
牛乳が安心して与えられない環境になった今は、まさに昆布は21世紀の食品・・・海の王子様です。
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