化粧品の毒性

馬場利子 - くらし
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2006年7月13日

汗をかく季節・・・子供たちも体を清潔にしたくなる季節です。
お年頃になれば、朝シャン・ちゃぱつ・脱毛・制汗など・・・

夏は   汗+紫外線+化学物質 の トリプルパンチで肌も体もちょっとたいへん。
せめて自分で使うものの表示を見て、どんな作用があるかを調べる習慣 を子供たちと一緒に、夏休みに始めてみませんか?(自由研究に最適!!)

シャンプー・リンス・ボディーシャンプー・日焼け止めクリーム・染毛剤・脱毛剤・制汗剤・・・

エデト酸塩
(変質防止剤)
皮膚や粘膜、目の刺激性・喘息・発疹などのアレルギーの原因となる。
口から入ればカルシウム欠乏症を招き、血圧降下・腎臓障害を起こすと言われる。
タール色素 発がん性が報告されている。
黄色4号・赤色219号・黄色204号は黒皮症の原因となる。
赤202号は口唇炎やアレルギーを起こしやすい。
オキシベンゾン
(紫外線吸収剤)
皮膚から吸収され、急性致死毒性がある。
少量でも飲み下すとむかつき、吐き気を起こす。
多量では循環系の衰弱、虚脱、呼吸促進、麻痺、ひきつけ、口と胃腸の壊死、黄疸、呼吸困難、心臓停止による死などを招く。
ベンジルアルコール 皮膚、粘膜への刺激、腐食性がある。
安息香酸塩 皮膚、粘膜、目、鼻、咽頭、に刺激。
飲み下すと胃障害。
多量で過敏状態、尿失禁、痙攣、運動失調、てんかん様痙攣など強い毒性。
トリエタノールアミン 皮膚から吸収され、皮膚、粘膜、目を刺激する。
発がん性の報告がある。
(亜硝酸と反応して発がん性ニトロソ化合物を作るとされる)
ジブチルヒドロキシトルエン 皮膚炎、過敏症を生ずる。
飲み下すと血清コレルテロール上昇、異常行動を起こす。
発がん性の疑い、変異原性がある。
体重低下、脱毛が報告されている。
プロピレングリコール(保湿剤) オートマティック・ブレーキ、作業油、産業用凍結防止剤に配合されている。
染色体異常を起こしたり、摂取しすぎると、赤血球の減少、肝臓、腎臓、心臓、脳への障害を招くことがある。
その他に皮膚の細胞の発育を抑制したり、皮膚炎の原因にもなる。
ラウリル硫酸ナトリウム 値段も安く、少量でよく泡立つので、ほとんどの商品に使用されている。
ラウリル硫酸ナトリウムは、強力な洗浄剤、湿潤剤で、車庫用フロアクリーナー、エンジン洗浄剤、自動車洗浄剤に配合されている。
科学者の間では「肌への刺激物」としてよく知られている。
ラウリルエーテル硫酸塩 この物質の小さな分子が皮膚に浸透し、血流に乗って、脳、心臓、腎臓、肺に蓄積される。
ダイレクトに血液内に発ガン物質を送り込む。
傷の治癒を遅らせる。

大人なら化粧品、香水など厚生労働省の表示から有害化学物質毒性の一部を引用してみました。

詳しい指定成分の毒性を示した表 「化粧品毒性テーブル」はプラムフィールドに(一部300円)掲示してありますので、見てくださいね。

2006’7/13 馬場利子
最終更新 2011年 8月 21日(日曜日) 07:45