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Home > 支援活動・協働企画 > 静岡県ボランティア協会
静岡県ボランティア協会

第24回 ボラ協のしずおか福祉バザール

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2008年11月30日10:00~15:00

静岡市青葉緑地帯

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最終更新 2011年 8月 06日(土曜日) 17:50
 

第6分科会“喜んで環境する”の報告

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2008年2月9日 

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【助言者】
松沢政満(福津農園園主、有機農業実践者、日本有機農業研究会会員)

 【事例提供者】
石上光春(石上農園)
竹内康ひろ(清沢塾)
日比野友彰(縁農隊 静大3年)

【担当実行委員】
宮本万倫子(司会) 榛葉真理子(記録)

 

【事例提供者:石上 光春 氏】
日々、野菜と対話する農産物の生産者。
野菜づくりは土づくりから。
無農薬栽培暦30年。
旬を大切に・・・新鮮、無農薬、美味しさに気遣っている。

 

【事例提供者:日比野 友彰 氏】
静岡大学サークル縁農隊は、静岡大学農学部学生を中心にした、縁(エニシは繋がり、○円)は循環・持続!理想とする“農”のかたちを追求し、より多くの人が“農”とつながる架け橋となる!!事を目的としたサークル。

 

【事例提供者:竹内 康敞 氏】
1942年 愛知県蒲郡市生まれ。
静岡新聞記者を経て、現在フリーライター。
静岡新聞社時代に担当者の一人として大学、新聞社共催の静岡大学創立50周年記念公開講座の企画、運営に携わり、「清沢塾」発足に伴い事務局を担当。現在に至る。

【助言者:松沢 政満 氏】
1947年、新城市生まれ。
静岡農学部農芸化学科で応用微生物学を専攻。
卒業後14年間、食品会社で研究に携わる。
84年に帰農し、静岡県境に近い同市南部の中宇利で「福津農園」を経営。
農薬・化学肥料などを使わず、微生物や草を上手に使って多品種の農産物を生産・販売する。
年間販売品目200。豊橋有機農業の会会長や日本有機農業研究会幹事、新城市議も歴任。
日本有機農業研究会認定の有機農業アドバイザー。

 

【事例提供】
石上

  • 静岡市手越原専業農家 30年無農薬無化学肥料で畑作。
  • 市内の消費者グループに野菜を提供している。
  • 10年ほど前からEM資材と出会い、生ゴミを堆肥化して畑に還す農法で、病害虫に侵されることもなく良い作物を収穫している。
  • 地域の子ども会とサツマイモ掘りを10年以上続けている。
  • 市内のレストランと提携し、無農薬野菜を使った料理教室に材料を提供している。
  • 収穫作業を体験してもらうことによって、生産者にとっては当たり前のことを町に住む消費者がとても喜んでくれる経験をし、それが生産者の喜びともなった。
  •  生産者と消費者がつながる活動ができるのではないかと考えている。

 日比野

  • 縁農隊は静大農学部のサークルで市内の10軒ほどの農家の作業を手伝っている。
  • 農家から事前に手伝いの依頼が来て、1日2,000円でボラバイトしている。
  • 縁農隊のメーリングリストに100名の登録があり、実質30名から50名が活動。
  • 昨年の12月には述べ30名がみかんの摘果作業を手伝った。
  • 若者と触れ合うことができると農家には喜ばれている。
  • 農学部の学生にとって農家の方の話しが直接聞けるのは貴重な体験で、卒業して静岡を離れた後も、 ふらっと立ち寄ることができる関係ができていてうれしい。

 竹内

  • 清沢塾は、静大の50周年を記念して開かれた公開講座で静大中井教授と自然農法家の川口由一さんとの  対談がきっかけとなり、2000年の6月にスタートした。
  • 会員30人ほどで棚田の景観の復元と中山間地の里山の自然保全を目的に活動している。
  • 静岡市相俣の棚田24段を復活させ、無耕作、無農薬、無肥料で稲作をしている。
  • 3年目でホタルが自然復活した。
  • 地域の子どもたちが田植えや稲刈りを通して自然と触れ合える場所にもなっている。安全な農作業が  できる場所がある幸せを感じている。

 

【助言者のコメント】
◇石上さんの事例

  • 農家が外に向かって発信すると、返ってくるものが多い。今まで農家は生産のみに携わり流通は農協に 任せていたので、消費者の声が聞こえる一番美味しいところを農協に持って行かれていた。
  •   石上さんは直接消費者とつながっていて、すばらしい発信者となってくれるだろう。

◇日比野さんの事例

  • 2,000円のボラバイトを作物の現物支給にしてもらうと、農家の負担が減る。
  • 卒業後も縁農隊の学生が農家に立ち寄るように、消費者にとって農家が心と身体のふるさとでいたい。
      私たちの体は食べものからできているのだから、農家もきちんとしたものを作る。

◇竹内さんの事例

  • ホタルとか蛙は日本の原風景である。この原風景を守る小規模農家が地域の環境に貢献できる。

◇その他

  • 「土」のチカラを環境保全の視点で考える
  1.   耕地面積の狭い日本では単品大量生産は難しく、多品目・少量生産で自立できる農業を目指したい。
  2.   農家が自分を含めた消費者が食べたい安心安全な農作物を作り、近隣の消費者に提供する地産地消で  自立することが望ましい。
  3.   そのためにバイオマスなどを活用し自然と共存する有機循環農業を提案する。
  4.   福津農園の水田の生産物は米だけでなく、たくさんの動植物、夏の涼しい風、きれいで豊かな地下水、  美しい農村の景観にまで及ぶ。
  5.   有機循環農業は地球環境を守るボランティア活動だ。

 

【質疑応答】
  Q.地域で退職者の働く場所を作りたい。その際農業をする上での心得は?

  A.余った農地を利用して退職者の1%が農作業をすると、日本の自給率が高まる。
   休耕田の利用を行政に働き掛けてみてはどうか。
   自分で作ってみると、孫には無農薬のものを食べさせたいとおもうだろう。  Q.ヨトウムシの被害で困っている。

  A.以前はハチなどの天敵がいたので今のような大発生はしなかった。しかし大発生の
   翌年は被害が少ないことが多い。
   
  Q.カメムシの被害についてはどうか?

  A.カメムシはスギやヒノキの中で育ち、里に下りてくるので、里山がバリアに
   なって害にはならなかったが、里山の減少で棲み分けができなくなっている。
   山の人と連携して間伐材で小屋等を作り山を整備することも大事。

【感想】
コメンテーターの皆さんが農業を通じて喜びを分かち合う話をされたことが印象に残りました。
次世代の子どもたちに残す地球環境を守るために、有機農業がボランティア活動となることも教えられました。
そして、有機農産物で家庭の食卓を彩ることは、私たち消費者にできるボランティアを支えるボランティアに
なると思いました。

最終更新 2011年 8月 06日(土曜日) 17:52
 

第30回静岡県ボランティア研究集会

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2008年2月9日(土)10:00~16:45

静岡県コンベンションアーツセンター(グランシップ)

 

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基調講演:


「世界がもし100人の村だったら ー私たちにできることー」
講師:池田香代子氏(作家・翻訳家)


『世界がもし100人の村だったら』 『2.100人の村現状報告』 『3.食べ物編』 『4.子ども編』

分科会:

 

  1. 出会い、発見! 学生ボランティア
  2. 集まれ熟年! 新時代を切り拓こう
  3. 障害者の就労について考える
  4. 当事者とボランティアが共に育ちあう活動を目指して
  5. ボランティア連絡会のあり方
  6. 喜んで環境する
  7. 災害時のボランティア活動を考える
  8. リフレッシュ!明日からの活動につなげよう
  9. 【公開企画】ここに人あり!公務員を超えた魅力ある公務員! 

 

全体会:

 

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生命山シュバイツァー寺便り

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2007年6月23日お便りより

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福岡事件再審をめざして!新聞記事

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 2007年6月2日新聞記事より

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最終更新 2011年 8月 06日(土曜日) 17:55
 


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