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畑の様子
   

生ゴミ堆肥化の畑がお引越ししました

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2008年10月19日
伊藤美智代

畑の変更について
静岡市葵区津渡野(湯山方面)

 2000年9月より、四つ葉会(障害児を持つ父親の会)の耕作地を行為で借用し、生ゴミ堆肥化プログラムを続けてきました。
四つ葉会では虫や病気の害がここ数年多くなったということで、昨年(2007年)5月、畑の土を全面的に入れ替えました。
新しく入れた土はみかん山の栄養に富んだ土なので、生ゴミを埋めると栄養過多になってしまうということで、埋め立て専用の場所を畳2畳分ほど確保して下さいました。
1回に埋めるバケツ数は8~12ヶくらいですが、その場所では3か月くらいで同じところに埋けるため、生ゴミが土に還りきらずに次を埋けるというようになっていました。

場所を提供していただくことで、『生ゴミを燃やさない』という一番の目的は達成できているのですが、生ゴミが土に還り自然の中で循環し土を元気にしていく・またその力を借り農作物を作っていきその命をいただくという巡りからは、離れていっていました。
「生ゴミ堆肥化プログラムをこのまま続けていっていいのだろうか?」と疑問をいだきつついた9月10日、「セブ島に布地を送る会」の河村さんと手塚さんから、「津渡野の畑が50坪ほど空くのですが、来年1月からみるめさんでやってみませんか?」とお声をかけていただきました。
実はその畑は河村さんたちが借用してやり始める2006年3月にも声をかけていただき、草取り等に参加させてもらっていた畑でした。
その時はみるめでは定期的に通って作物を作る余力はないと判断し共同で借りることはお断りしたという経過がありました。

9月16日馬場さんと下見を兼ね、時間や距離・水の状況を見てきました。
みるめから約25分、片道15キロ。水は畑の向かえの大家さんの井戸水の蛇口からホースを連結すれば何とかなりそうです。雨水を貯める元風呂桶もあり。
大家さん自身も以前はぼかしを畑に入れていたり、ひろ~い畑を何人かで借りているのですが、まわりの方も知っている人たちは無農薬でやっていたりで、生ゴミを埋めることにも問題はなさそうです。
お借りする場所も3年間無農薬・無化学肥料だったそうです。
河村さんたちの2年半の経験でも野犬やいのしし・さるの被害はなかったとのこと。
道路に車も止められそうで、来年1月から正式にお借りすることに決めました。

広いので、何区画化に分け、埋けてから十分熟成させられそうなところもうれしいです。
生ゴミ堆肥化プログラムを始めるにあたり指導していただいた石上農園さんにも相談したところ、協力して下さるとのこと。
「ゴマを植えたいね。」「その前にじゃがいもを植えよう」「来年はさつまいもも」などと盛り上がり、子どもたちや若い人たちとも栽培・収穫を楽しみたいね!と夢がふくらんでいます。

   


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