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食べもの

牛肉の支援購入~いのちと感謝の祭り~

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2010年6月24日 馬場利子

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最終更新 2011年 8月 21日(日曜日) 06:13
 

放牧豚を分けていただく理由 その2

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2009年1月22日 馬場利子

 

● 他者と共存する食べ方・・・

一般飼育された豚のストレス物資を私たちが食べることで体内に取り入れてしまう弊害について、前回お話しましたが、今、地球上では栄養不足で命を失う子どもたちが20秒に1人いると言われています。

 そうした子どもたちが暮らす国は戦争による国内の混乱だけでなく、日常、食べるものを作らず換金作物を作ることを余儀なくされ、外国に穀物が流れてしまうことによる食べ物の不足も大きな原因になっています。

 豚肉1kg作る(?!)のに4kg~10kgの飼料(主にユシ)が必要だと言われています。私たちは外国の人々がその地で食べて生きていく糧を”お金”で買うことができますが、そういう方法ではなく、豚もそこにある草や牧草を食べて育ち、どこの国の食べ物にも頼らず、私たちが感謝して食べることができる放牧飼育が広がることを願ってやみません。

 ”好きなだけ肉を食す”食べ方からいのちをつなぐ食べ方にまず私たちから変っていきたいです。

 

次号につづく

 

最終更新 2011年 8月 21日(日曜日) 11:05
 

放牧豚を分けていただく理由 その1

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2008年12月25日 馬場利子

一般飼育の豚は
● 生産性を高めるために・・・

  1. 狭い豚舎で密集飼いをし
  2. 高カロリーのコーン飼料で育てられます。

① 密集飼いによる豚のストレスは、それぞれに対応するために、体内にAd(アドレナリン)やCr(コルチゾール)を多量に出して成長します。
本来おとなしい豚が攻撃的になったりするのもこのためです。
そして豚肉としてアドレナリンやコルチゾール生成物を私たちが食べることになります。

 AdやCrは人も豚も生体内作用は同じで、体内の血糖値を上げるため、すい臓はインスリンを放出して、血糖値を下げねばならず、膵炎に罹った人が肉を食べるとすい臓の痛みを感ずるのはそのためだとも言われています。

 近年、脳内反応が広く解明されるようになり、このストレスによって、AdやCrが増加し、血糖値が上下を繰り返すことが、疲労とウツ状態の原因になることが分っています。
疲労症候群の人に肉食過多を止め、菜食中心を勧める病院もでてきました。
豚も広々とストレスなく育ち、私たちもいただくいのち(生命)を喜んで生きられる食生活をしたいと思います。

次号につづく



最終更新 2011年 8月 21日(日曜日) 11:03
 

脳の老化を防ぐフラボノイド

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2008年8月1日 通信より

食べ物の知恩・・・(転載記事)  ≪短命の食事 長命の食事≫

丸元 淑生 まるもと よしお 
1934年大分県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。作家、栄養学ジャーナリスト、料理研究家。

 

 フラボノイドはガンを防ぐだけでなく、早すぎる脳の老化を防ぐ。
記憶を良くし、集中力を高めるのだ。
  それだけでなく、次の3つの方法で、あなたの心臓をより健康にする。

  1. 血栓を予防する
  2. 悪玉コレステロールのLDLコレステロールの酸化を防ぐ
  3. 血圧を下げる

 われわれが食事で口にしているフラボノイドの種類は約50だが、それだけ多種類のフラボノイドをまんべんなく、かつ、十分にとっている人がいたら、その人は間違いなく長寿の食事をしていることになる。

 フラボノイドはファイトケミカル(植物化学物質)なので、われわれは自分の体の中で作り出すことはできない。
植物性の食品を食べることによってしか得られないが、果物と野菜から、また、お茶を飲んでも得られる。

 中でもベストのフラボノイド源となるのは
リンゴ、ぶどう、みかん、玉ねぎ、柑橘類、いちご、ブルーベリーなどのベリー類、お茶。

 お茶を飲むのは、体にとって非常に良いことなのである。

 


≪≪≪丸元さんの志を継いで≫≫≫

 

昨年、料理研究家で、栄養科学の研究者でもあった 丸元淑生さんが、73歳で他界されました。

私たち“ぐるーぷ・みるめ”では丸元さんが提唱された「全体食やドライフルーツの効用」を取り入れて、丸元さんが始められた『もやし研究会』からドライフルーツを購入させてもらっています。

 丸元さんとお会いしたのは23年前。旧神田精養軒の新宿区の会社で当時、社長であった望月継治さんが紹介してくださり、『家庭で日常、心がける食べかた』について4時間もお話をして下さいました。

  • なるべく 元のままの姿で食べる

  • 火を通さず、生食が一番

  • ドライフルーツは全体食の王様

  • 季節を知らない食べ方は、心が育たない

など、今も私の指針となっています。

知恵は永遠に輝き続けるでしょう。
大きな丸元さんの手は、働き者の生活者の手でした。
丸元さん、ありがとう

by 馬場

 

最終更新 2011年 8月 21日(日曜日) 12:04
 

ヒラタケと白菜炒めは美味抗がん料理だ!

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2007年11月1日 通信より

“深秋 限定”  心と体に愛たっぷり召し上がれ♪

 

食べ物の知恩・・・(転載記事) ≪短命の食事 長命の食事≫

丸元 淑生 まるもと よしお 
1934年大分県生まれ。東京大学文学部仏文科卒。作家、栄養学ジャーナリスト、料理研究家。

 

 秋も深まると、売り場に並ぶキノコの種類が増えてくる。普段見かけないキノコに食欲をそそられて、自然と食べるキノコの種類も量も増える。

 それは、体には非常によいことで、長寿の食事にしてくれるものだ。

 キノコは92%が水分で、それは他の野菜とあまり変わらないが、水を除いた乾燥重量の69%が食物繊維である。それ以外の炭水化物はゼロに近いので、カロリーは少ない。 100gのキノコがもたらす熱量は、わずかに10㌔㌍なのだ。

 そして、野菜には珍しくタンパク質を多く含んでいる。乾燥重量の25%がタンパク質という食品なのである。

 それに加えて、キノコの食品としての重要な点は、ファイトケミカル(食物化学物質)のグルカンと呼ばれる多糖体を豊富に含んでいることだ。

 グルカン にはキノコによっても異なるたくさんの種類があるが、みな抗がん作用があることが分かっている。白血球に作用して、がんの発生や進行を阻止するのだ。それは免疫機能を高める作用なので、がん以外の免疫機能の低下による病気も改善する方向に働く。

 いまの季節にしか手に入らないものに、シメジの天然種のヒラタケがあるが、このキノコは白菜と一緒に炒めるとおいしく、長寿につながるすぐれた一品になる。晩秋から冬までの間の限られた料理なので、ぜひ作ってみていただきたい。

 

 

≪≪≪ヒラタケと白菜炒め≫≫≫

 


<材料>
ヒラタケ 1パック、
白菜   4分の1個、
<作り方>
  1. ヒラタケに塩をふり、鍋に入れてオリーブ油をかけ、ふたをして弱火で加熱。
  2. ヒラタケから水が出て少し小さくなったら、白菜を適宜に切り、塩をふって加え、火を強める。
  3. 1、2度、白菜の上下を返し、ふたをして弱火に戻す。
  4. 白菜に浅く火が通ったら出来上がり。
 白菜の甘みとヒラタケのうまみで、感動的な味になる。白菜から出てくる甘みは、抗がん作用と肝臓の働きを助ける作用を持ったファイトケミカル、グリコシノレートがもたらすものだ。この物質は加熱が過ぎると壊れるけれども、このレシピの加熱度では壊れない。

 

最終更新 2011年 8月 21日(日曜日) 11:52
 


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