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活動報告
   

静岡大学縁農隊とわいわいミーティング

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2007年10月18日

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報告

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報告者:馬場利子

 

私たちぐるーぷみるめは家庭の生ごみを畑に還してますが、そのことで、 有機物(生ごみ)過多になったり、有効な発酵が進んでいなかったりして 畑に負担をかけていないかを知るために、7月に縁農隊に畑の土の分析を 依頼したご縁で今回の学習会をお願いしました。

 

 縁農隊は生産者を訪ねて、縁農をしながら、土作りや有機農産物につい て学んでいる静岡大学のグループで、今回は3年生の日比野さんが講師として、 他に1年生の男女3人が一緒に参加してくださいました。

 

 

 

 

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【 講義の概要 】

Ⅰ.有機農産物とは

 無農薬・無化学肥料の物と考えられているが、農水省のJAS規格では、 使って良い農薬もあり、化学肥料の考え方も、天然に採れたものでも 科学的処理が加えてあれば、有機肥料とならないという矛盾がある。

 

Ⅱ.生き物は生きていく ために必要な栄養素を食べ物から摂るが、その栄養素 (たん白質・ビタミン・脂肪・炭水化物など)は野菜(植物)が光合成によって作り出している。

光合成に必要なものは「水・CO2・光・ミネラル・葉緑体」

そして植物も成長するために呼吸(酸素を取り入れ、CO2を出す)をしていて、 呼吸をしているのは伸びている部分(根や葉の先端)で根は土の中の酸素を取り入れている。

光合成もこの植物の呼吸なしには出来ない・・・。071018ennou3

 

 

 

 

したがって

 植物の成長に良い土とは次の2点

 

酸素を多く含んだやわらかい土であること

ミネラル分を多く含んだ土であること

 

よく堆肥と肥料という言葉が混同して使われているが、
堆肥とは土をやわらかくする目的で使われるもの。
肥料とはミネラル分を補うものと考えて良い。

 

 

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Ⅲ.ミネラル分の不足した土でできた野菜 は光合成の原料によるミネラルが足りないので当然、栄養価の低い、未熟な野菜になってしまう。

 

Ⅳ.ぐるーぷみるめの土 はミネラル分析では特に過不足はみられなかったが、水分が多く、 畑そのものの土を見ないと分からないが、酸素を多く含んだ柔らかな土ではないかも知れない。

Ⅴ.生ごみを入れる場合 

 

A 発酵がきちんと進んでいるものを入れること 

B 土の中で堆肥として発酵する充分な時間をとることが大切。

 

 

 

 

 

最終更新 2011年 9月 19日(月曜日) 08:48
   


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