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放牧豚を分けていただく理由 その2

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2009年1月22日 馬場利子

 

● 他者と共存する食べ方・・・

一般飼育された豚のストレス物資を私たちが食べることで体内に取り入れてしまう弊害について、前回お話しましたが、今、地球上では栄養不足で命を失う子どもたちが20秒に1人いると言われています。

 そうした子どもたちが暮らす国は戦争による国内の混乱だけでなく、日常、食べるものを作らず換金作物を作ることを余儀なくされ、外国に穀物が流れてしまうことによる食べ物の不足も大きな原因になっています。

 豚肉1kg作る(?!)のに4kg~10kgの飼料(主にユシ)が必要だと言われています。私たちは外国の人々がその地で食べて生きていく糧を”お金”で買うことができますが、そういう方法ではなく、豚もそこにある草や牧草を食べて育ち、どこの国の食べ物にも頼らず、私たちが感謝して食べることができる放牧飼育が広がることを願ってやみません。

 ”好きなだけ肉を食す”食べ方からいのちをつなぐ食べ方にまず私たちから変っていきたいです。

 

次号につづく

 

最終更新 2011年 8月 21日(日曜日) 11:05