河村恵子さんのお話をうかがって・・報告

支援活動・協働企画 - セブの少女に布地を送る会
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2006年2月22日 by千夏子

本当の平和のためのちっちゃな積み重ね♪

  素敵な女性の集まるプラムフィールドに、先週17日河村惠子さんにきていただいて、20数年続けてこられた活動の話を伺いました。
惠子さんは、フィリピン・セブ島で路上生活をする16歳の少女への就学支援を機にそこの現状に触れ、貧困層・路上生活の少女、女性の自立のためにまず手に職を、ということで、現地の職業訓練校に、ご自分も好きで集めていた布地・文具・奨学金をを送り始めました。
こつこつ毎年送り、そのうち現地にご本人が物資をもって訪問。2003年には、フィリピン・ミンドロ島に職業訓練校も建設しています。今ではフィリピン、ベトナム、カンボジアに毎年のように訪れ、パプアニューギニアにも物資を送り続けている活動をなさっています。


セブ03 惠子さんは、お会いすると本当にほっとする、まさにおかあさーん!て感じの方。
そのやさしさにマリア様か観音様と同じものを感じます。
アジアの貧困層の厳しい現状を目の当たりにし、とかくたじろぎそうになりがちなのに、彼女はしっかりとそれを把握し、私たちにスライドや、お話で淡々と伝えてくれました。
それがかえって私たちの心に琴線にふれ、「本当にあの少女たち・女性たちに必要なものは何か」を冷静な目で考え、行動に移させてくれる・・そんな気がします。惠子さんがこつこつとなさってきた20数年間の重みと、地に足の着いた活動は、一見地味ではありますが、女性ならではのきめ細かい心配り、忍耐強さの大切さも私たちに気づかせてくれた、と感じました。

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今、アジアの貧困層の現状は決して楽観できる状況ではありません。
自然環境も激変していく中、毎年のように水没してしまう村もある一方で、今日飲む水さえもままならず常に死の恐怖にさらされている村もあるといいます。
21世紀は女性の時代といわれながらも、まだ既存の概念や体制や考え方に翻弄され、肉体的精神的に傷つく少女や女性がたくさんいるという現状も、見逃してはいけない大事なことです。

 

 人が人として、ささやかなことでも日々幸せで、ああ、今日も生きていてよかった・・と思えることこそ、本当にこの3次元で生きる意味だし、本当の平和なのだと思うのです。
それを感じる権利は、どこに住んでいようが、誰であろうが得て当然のもの。
それが当然でないことが、”おかしい!”と思えなければおかしい・・ 何かしたい!そう思われた方は、是非プラムへ連絡してみて。

 ちっちゃな事の積み重ねが大切です。

 

 

 

 

最終更新 2011年 8月 06日(土曜日) 16:07