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2005’作成

“暮らしの中から種集め、中国の砂漠の緑化”

1999年9月8日
講師 福岡 正信氏

【福岡正信さんプロフィール】
=中国の砂漠緑化に取り組む自然農法提唱者=

 中国政府の要請を受け、来春から中国のシルクロード周辺の砂漠に樹木などの種を蒔き、緑化を目指すという壮大な計画を進めている。
「日本人1人当たり1`ずつ種が集まれば可能で、できないことはない」
仙人のような風貌の86歳。
しかし「シルクロードを中国から西へ、欧州から東に種を蒔き、将来は『緑の道』をつなぎたい。」と情熱はすさまじい。
 秘訣は、樹木・果樹・穀物・野菜などの種を粘土で丸めて作る直径1.5cmの「粘土団子」。
「これまで、粘土団子で砂漠や不毛な土地を緑化させてきた」実績が、大きな自信になっている。
 愛媛県伊予市生まれ。
岐阜高等農林学校(現岐阜大農学部)を卒業し、横浜税関植物検査課に勤務した。
 転機が訪れたのは25歳の時。
急性肺炎で約一ヶ月間入院し、「吹きさらしの小屋に放り込まれ、孤独感や絶望感に苦しめられた。」
 退院後も苦しみは続いた。
ある日の早朝、横浜市の雑木林で木にもたれ、うとうとしていた時だった。
「人間は何一つ知らない。人智、人為は一切無用だ」と悟った。
 1938年伊予市に戻って「農薬も肥料も使わず、除草もせず、耕しもしない」自然農法を提唱、実践を開始。
 1979年には、米カリフォルニア州で緑化に成功。
いらい、アジア・アフリカを中心として緑化に取り組んできた。
 1988年インドの最高栄誉賞とフィリッピンのマグサイサイ賞を受けた。
著書「自然農法・わら一本の革命」は英語・中国語・タイ語など10以上の言語に翻訳されている。


【中国シルクロード緑化に想ふ】
福岡正信さんからのメッセージ

  この度、中国政府が、中国の4分の1を占める荒廃地の緑化を粘土団子で達成しようと決意されたことは、 絶望的な地球の自然の未来に一筋の光を当てるものと期待される。
しかし余りにも広大な荒野を前にした時、私等は自らの非力さを痛感せざるを得ない。
しかも地上の砂漠化の真因を探れば探るほど、その禍根は深く、 人類の誕生とともに始まり、人智の発達とその所業である文明の 暴走がもたらした結果に他ならぬことがわかる。
すなわち自然の崩壊は、単に自然現象ではなく、人間の心の荒廃が出発点となっている。
したがって砂漠緑化は、全ての人が心を改め、自然に還った生活をする決意がなければ、 どんな砂漠対策も一時的・局部的な対策に終わってしまう。
どんなに広大な砂漠でも、一人一人が足元に粘土団子の種を蒔いて行けば、自ずから道は開ける。

我々がやることは唯一つ。粘土団子の種を蒔くこと。それしかない。
粘土団子は自然科学の知恵から生まれた小さな技術ではない。

昨年ギリシャ北部のヴェゴリチ湖(10年後には干上がってしまうといわれている)をとりまく 1万ヘクタールの岩山で、小中高校生と粘土団子の種蒔きをした時のことである。
「今日は『1日神様』になって、この山頂から粘土団子に息を吹きかけ、 命を吹き込んで、地球に種まきしよう!!」とよびかけ、 数百人が一列横隊になり粘土団子をいっせいに空高く蒔いてまわった。
中にはよちよちアルキの幼児もいて、紅葉のような手に粘土団子を硬く握りしめたかと思うと、 掌をいっぱいに 開いて、種を蒔く姿があった。
幼児の力は小さな力ではなかった。
この緑化にギリシャ政府は、3億5500万円の予算を見積もったが、 結局パノス(18年前に半年間私の自然農園で学び、現在ギリシャで自然農法を営んでいる) を中心とするボランティアの力で遂行できた。
この時小さな力も集結すれば、大きな力になることを自覚した。

これが動機となり、地中海沿岸諸国が次々と応援しあって、 グリーンオリンピックの名のもとに、自然復活への粘土団子の種まきが続けられている。

粘土は地球ができた時の最初の物質で、粘土創世説もあるほどで、 この世の物質は粘土から始まったといっても良い。
粘土の中にあらゆる原子、素粒子が含まれている。
また粘土団子は、近代農法の技術一切が凝結されたものと見ても良い。
この粘土と人の心が結びつけば、強大な力が発揮できる。
しかし粘土団子とは何か、人智は粘土の真価を知り得るかを疑わなければならぬ。
人智はこの世のあらゆる事柄を審判しうるものと考えられているが、本当にそうだろうか?

まず人智はどうして組み立てられ、成立しているのかが、検討されなければならない。
空高く蒔かれた一粒の種は、1点に見える。
それが落下する時、1点の軌道は連続して線に見える。
すなわち点の連続が1線になる。
もう1歩踏み込んでみると、つまり点と線はもともと同じであった。
空間・時間の概念も、1点とその連続である1線から発生したといっても良い。
1点は空間(もの)の始原体で、1線は時間(こころ)の始原体と言える。
すなわち時間と空間は元来同体同質であったとすると、 時空を分別し、区別した事が人智のスタートであり、 1者を2者に分けた時から、人間の相対的思考が始まったと言える。
となると、人智のスタートはこれでよかったのか、である。

森羅万象、人間の思考一切が、人智による時間と空間の上に築いたこの世を 陰と陽、プラスとマイナスの世界と見たのは間違いで、 本来は万物万象一体、一元の世界と見るべきであった。
しかし一般的科学的にみれば、白もあれば黒もあり、 一葉にさえ裏表があるこの世を相対界と見誤った。
この世は相対界にも、絶対界にもなる。
相対界とみれば、白黒、勝敗、愛憎・・・矛盾だらけの地獄になり、 万物万象一体の一元の世界と見れば、調和の取れた天国になる。
その分岐点は、時間・空間を別物と見るか、同一とみるかによって決まる。
時間空間を同体として消してしまえば、即時空を越えた世界という事になる。
言い換えれば、これが無分別の世界であり、 哲学的に言えば、絶対時間・絶対空間の世界で、これこそ自然の姿である。

この自然の領域に踏み込んでこの世を見たらそうなるか?
時空を越えた自然の達観的視野から見た森羅万象を「天眼鏡」に図示し、 万物万象の心を自然の中心に飛び込んで握ったらどうなるかを「天心鏡」として表してみた。
本来、物心同体であって、時空の「如意輪棒」で解読すれば、 天眼鏡の形と天心鏡の心は同一である事が理解されよう。
一切の物質・現象は同一根元から発し、全てが相似現象であり、 あらゆる現象に始めもなく、終わりもない。
すなわち科学の世界の因果関係は一切が否定されることになる。
従って人智人為の一切は無用だった事が証明されよう。

万人が無為自然の心を持ち、自然の流転に順応して生きておれば、自然も自ずから復活する。
欧州の砂漠化も2〜3000年前から発達した文明の力を借り、 人智で軍艦を造り、西洋諸国の民を蹂躙した結果に他ならない。
人智が発達し、農学で人為的に作物が作れる、増産できると錯覚した事が 地球規模での土壌流出や塩類集積を引き起こし、死の星を作る結果を招いた。

自然復活の妨げになるのはどこまでも1に人智、2に人為である。
今も昔も、緑と水と食の略奪が火種となり、世界各地で戦火が絶えない。
唯無心になり、粘土団子を蒔き、緑の復活をすれば、地上に平和が戻る事は間違いない。

明日では遅すぎる。
今日食べた野菜や果物の種を集める事から始めれば、 地球の自然復活は不可能ではない。



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2005’作成

“暮らしの中から種集め、中国の砂漠の緑化”

1999年12月4日
講師 本間 裕子氏

チラシ種


【種集めの輪】
本間裕子さんからのメッセージ

  この度はご支援ご協力のお便りうれしく拝読いたしました。

福岡さんが初めて海外に招かれたのは今からちょうど20年前の1979年、アメリカです。
その頃すでに英訳されていた「自然農法・わら1本の革命」が国連の砂漠対策局長の目に留まり 「ミスターフクオカの本には、ハゲ山だった所(現在の自然農園)が緑になった話が書いてある。
あなたのやってきた自然農法はまさに自然復活の方法だ。
イラン・イラクの砂漠をどうしたらよいかを考えて欲しい」と 相談を持ち込まれたのをきっかけに、それ以降砂漠緑化に取り組んでまいりました。

主に1985年にはソマリア・ケニア・エチオピア
1991年にタイ
1996年にタンザニア・ベトナム・・・
近年においてはギリシャ・イタリア・スペインで毎年3月と9月に
自然復活のための粘土団子蒔きが行われています。

今回中国での緑化を中国政府から要請された経由についてお話します。
1998年10月、その年の3月に行われた粘土団子蒔きに引き続き、 2回目の種蒔きのためギリシャへ趣いた時に見かけた1本の木からその話は始まります。

岩山の合間にポツリポツリと生えていたかと思えば、 街中でも見事に育ちたくさんの種子をつけるその木・・・。
ギリシャ人の話によれば、1800年代後半にドイツの皇帝から贈られた俗称「中国の木」(日本名香椿)。
岩の上にも生え、水辺でも育つ。
竹のように根から次々と繁殖し、一枝にたくさんの種子をつけ、風に飛ばされ、水に運ばれ、 行き着いた所で根を下ろす。

「こんな樹木だったら、きっと広大な中国の緑化にも大いに貢献するはず。
日本へ帰ったら、中国大使館へ行って、このことを伝えよう」 帰国後、早速中国大使館に向かいました。
農林水産担当のスウ国輝2等書記官は、快く私たちがギリシャで見た木の話も聞いて下さり、 さらに粘土団子による砂漠緑化を中国政府に正式公文で推薦してくださいました。

こうしたスウ書記官のご尽力により、6月私たちは中国政府の国家林業局を始めとする
関係者の方々と緑化にあたっての初めの1歩を歩みだす事ができました。
中国では日本大使館の北林1等書記官に大変お世話になりました。
今後、来年3月から粘土団子つくり、粘土団子蒔きについての、 さらに具体的な話し合いが期待されます。

福岡さんの構想では、我々が東から西へ、 ギリシャでの自然復活に尽力しているパノスを中心とするヨーロッパのグループは西から東へ シルクロードに種を蒔いて、豊かな『緑の道』をつなぐこと。
そうしてアフリカへもその『緑の道』をつなぎ、 地球全体がパラダイスになって、歌って踊ってゆかいに暮らせる、かつての自然を復活させる・・・

この度、皆様にご協力いただきたいのはまず「種集め」です。
スイカの種は、買うと一粒20円します。(1袋10粒入りで200円します)
大玉スイカ1つにはおよそ500粒の種が入っていますので、 1つのスイカに1万円分の種が入っている計算になります。
メロンやかぼちゃもそうです。
私たちが普段何気なく生ゴミとして捨ててしまっている種にこそ価値があるのです!!
自然を復活させる命(エネルギー)があるのです。

普段食べている野菜だったら、カボチャ・ピーマン・トウガラシ・トウガンなど・・・
果物ならカンキツ類・スイカ・メロン・ブドウ・ナシ・カキ・リンゴ・サクランボ・モモ・ビワ・パパイヤ・・・・
その他、山の木・公園の木・庭の木・花・ハーブ・・・
できるだけたくさんの種類の種子が必要です。

赤土のハゲ山だった福岡さんの自然農園も 福岡さんが努力しているうちは蒔いた果樹の種もなかなか育ちませんでしたが 手をかけるのを止め、自然に任せたとたんに、鳥たちが蒔いた、 クス・センダン・アカシア・ハゼの木・ウルシ・タイワンカエデ・ヤマモモ・グミ・オチャ・シキミ・・・ が自ずと増え、そのうちに果樹もぐんぐん育ってきました。
自然を復活させるきっかけをつくるために、私たちが鳥になって、 たくさんのさまざまな種類の種を集めなければなりません。


送り先については決まり次第お知らせいたしますので 次の連絡がございますまで、各自冷暗所にて保存お願いいたします。
この種集めは今後ずっと続けていきます。
「種」を必要としている所はたくさんあります。
インド・ギリシャ・スペイン・イタリア・・・・ ですから今回の種集めをきっかけに皆様にも是非続けていただいて、 益々「種集めの輪」を広げて行きたいと思っております。

普段の生活の中で集められる種以外・・・耐乾性、耐塩性、耐寒性に優れた植物の種の事等 ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご助言いただきたいと思います。
また、集めた種を大量に保管する、輸送するにあたって、何か良いお考えがありましたら、 お知恵をお貸しください。どうぞよろしくお願いいたします。
もちろん、農家の方、種苗店の方で、種のご協力をしていただけるのでしたら、 喜んでお受けいたします。

長いお返事になってしまいました。
お気づきの点、ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。
(返信ご希望の方は恐れ入りますが往復はがき・80円切手をご同封ください)
最後になりましたが、お返事が遅くなりました事、お詫び申し上げます。

1999年8月
お問い合わせ先
〒134-0088 東京都江戸川区西葛西3-14-15-1408
FAX03-3869-7666 本間裕子





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2005’作成

“私たちの町や台所から集めた“種”が
中国の砂漠を緑にするなんて素敵!!!”

プラムフィールドからのメッセージ

種掲示 地球上に広がってしまった砂漠を緑にするためには莫大なお金が掛かります。
中国シルクロードに広がる1万ヘクタールの砂漠に種をまくとしたら、10数万トンの種が必要です。
それを福岡さんたちは日本の心有る人に樹木や普段食べている果物や野菜の種を寄付してもらい、利用しようとしています。

生命をつなぐべき種を生ゴミにしているなんてやはりおかしい・・・。
粘土に守られて、どんな“種”もそれぞれの力で生命を生きようとする。
その時、芽吹き、根は水を求め、砂漠に根を伸ばし、水を呼び、緑がよみがえる。

自然農法家、福岡正信さんとの御縁で、福岡さんの粘土団子による砂漠緑化計画に使用する種を集めています。
粘土団子は様々な種を混ぜ合わせて作り、その風土(自然)が種を選び、発芽させます。
そのため、園芸用の種ではなく、台所から出る種、自然の中にある種が最適なのです。
種はお金を出して買うと、とても高額です。
ギリシャ・タイ・中国・アフリカなどの広大な砂漠に粘土団子を」播くためには、何万トンもの種が必要になります。

あなたの台所から出る野菜、果物などの種をゴミにする事なく、お寄せください。
プラムフィールドに寄せられた種は、下記に送り、砂漠の緑化に役立てています。



種の集め方
  1. 水洗いし、ぬめりや糖分を洗い流します。
  2. 洗った種は、種どうしが重ならないように新聞紙か竹ざるの上にのせ、
    1週間くらい風通しのよい日陰で乾燥させます。
    よく乾燥させた種は、サラサラとした感じになります。
  3. 種は種類別に分け、使用済みの封筒などの紙製の袋に入れ、植物名を記入します。

    もしカビが生えてしまったら…
    もう一度水洗いをし、石ケンなどででカビを洗い流してください。

    ≪ 種の送り先、問い合わせ≫遠方の方は、直接お送りください。
    〒134-0088 東京都江戸川区西葛西3-14-15-1408 本間 裕子さんへ



種を集める時の豆知識
  • 種を乾かす時は、発泡スチロールやガラス器などに干すとカビが生える原因となります。
  • 種を入れておくのに、ビニール袋などに入れるとカビが生え、利用できなくなります。
  • 種を入れ、セロテープやホッチキスでとめないで下さい。
      こぼれないように折り曲げるだけで結構です。
  • 全国から送られてきた種を分類仕分けする時に出る紙袋や古切手は、全てリサイクルしています。
  • 海外に種を送る場合、検疫時に種の種類がわからないと受け付けてもらえません。
      そのためにきちんと仕分けて、リスト化する法律があるそうです。
  • どんぐりは、虫が出やすい為、集めていません。
  • 「中国の風土に合わない種なのでは?」という心配は不要です。
      鳥や動物が食べても中国の土に還ってしまっても、種の生命は生かされます。
  • あなたが台所や公園で種を集めてプラムフィールドへもて来てくださってもいいのですが、
      あなたの町で、あなたの仲間とこの主旨をつなげてくださればもっと嬉しいです。
  • 種の回収は地球の砂漠が全て緑になるまで続けますのでよろしく!



種 よくある質問
粘土団子って何?
種を粘土質の土と混ぜ、団子状にしたもの。
どうして粘土団子なの?
粘土団子を蒔くと、その場に適した種が、適した時期に芽を出す。
粘土に守られた種は水を求めて、地下深くまで根を伸ばし、大地に根付いた植物が育つ。
また、地表が緑に覆われれば地温が下がり、もともとあった種が目を覚ます事もある。
どこの砂漠に蒔くの?
現在は世界各地でいろいろな理由で砂漠化が進んでいる。
今までにインド・タイ・中国・アフガニスタン・アフリカ・ギリシャなどに蒔いてきた。
1999年より本格的に呼びかけを初め、500種・20tの種を集めた。
誰が呼びかけているの?
自然農法の父と呼ばれる福岡正信氏の考案。
現在は高齢になられた福岡さんに代わり、本間裕子さんが活動を支えている。





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2006'6/15

“種集め休止のお知らせ”


種集めをしてくださっていた本間さんが 新しいホームページを開設されました。
種を送る前にホームページをご訪問ください。

現在「種集め」は中止しています。

 福岡正信さんと共に、海外では、ベトナム、タイ、インド、ギリシャ、フィリピン、スペイン、イタリア、中国、等11カ国、日本では、足尾銅山において、粘土団子による緑化活動をしてまいりました。99年から種集めを呼びかけ25トンの種が集まりました。ご協力ありがとうございました。
 今までの種の集め方を改めるため、私の所へ種を送って頂くのは中止しています。その理由として、種集めを始めた6年前とは国際状況も変わり、「国際植物防疫法」の改正で日本国内から海外へ種を送るのが大変難しい現状があるためです。
 しかしながら、砂漠化はますます進行していることに変わりはありません。今まで種の仕分けをしていた仲間とも話し合って、今後も種が必要になった時に送れるよう準備しておく、体制作りが出来ないものか色々と思案をしてきました。 その結果、これまでの「種を一箇所に集める方法」ではなく、一人一人が「種を集める人」から、一人一人が「種を蒔く人」になることを始めることにしました。
 海外の緑化も大切なことですが、見た目は緑に覆われてる日本も、農地(農薬・科学肥料)に限らず、生活排水や大気汚染により、身近にある土がまさしく「砂漠化」しているように思えてなりません。身近な場所(例えば、プランターからでも・・・)、身の回りから自然農園にし、その一粒が万倍になって、種が無限に増えていく。
 緑(自然)を取り戻すために、これまで通り生活の中で生ゴミとして出る種を捨ててしまわずに、身近な所から種を蒔くことを世界中に伝えていきましょう。
 私自身も、皆さんと同じ仲間の一人として、自分の足元から種を蒔いていきます。