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2006’2月作成
“よつ葉乳業梶h
【ホクレンの川西さん・秀さんを迎えて】

川西・秀さん
2006’1/31 プラムフィールドにて

参加者:馬場・榛葉・竹内・宮本・米山・伊藤
文責:by伊藤


 4月からよつ葉ヨーグルトの仕様が変更するためその説明と2月でみるめの担当が変わるということの挨拶に来てくださいました。
急なことでしたので会員の皆さんに広報できず申し訳ありませんでした。
消費量の少ないみるめですが、ホクレンからは毎年担当者の方が来静して下さいます。
小さな共同購入の会も大事にして下さり、本当に感謝です。

交流時のキーワード

≪みるめとホクレンの関係≫
●みるめがよつ葉の乳製品を取り扱う出発点は、
『国内のものをちゃんと食べたい』という想い。
   フードマイレージも考慮し、生産量が少なければ食べる量を減らすなどし、国産の物を食す。
●企業(メーカー)と出来る事でつながっていきたい…
   生産者との交流(産地訪問や生産者を招くことなど)
   災害時などの協力・助け合いなど
【みるめは・・・】

 馬場さんが神田精養軒の前社長(故望月継治様)よりご紹介を受けホクレン経由の購入を始めました。
みるめは“よつ葉会”というよつ葉乳業鰍フ共同購入グループには所属せず、単独の共同購入グループとして購入しています。
みるめでは、当初より乳製品、加工品を主な取扱としています。
運搬による環境面での負荷が大きい点、
又、静岡県は牛乳の生産者も「多く地場のものを」という2点より、牛乳はメインではありません。
よつ葉のチーズは国内では貴重な国産乳を原料としている製品です。




≪ヨーグルトについて≫
3月終売・・・・・・北海道よつ葉ヨーグルト・デザートヨーグルト・ケフィア飲むヨーグルト
4月新発売・・・よつ葉のヨーグルト・ケフ(食べるケフィア)・野菜と繊維入りヨーグルト
    ※みるめでの取り扱いは、よつ葉のヨーグルト(90g×3)のみ (4月分より)

《変更理由》
今まで生乳を原料に東京工場(千葉県)で製造していたが、「加工のための生乳の運搬をやめる」方針を出し、新製品は脱脂粉乳と生クリームを原料とする。
    *詳しくはみるめ通信の2月9日号(よつ葉からのお知らせPartU)を参照

≪担当者交代≫
川西さん、ありがとうございました。後任代理の秀さんこれからもよろしく!!

≪乳脂肪について≫
●価値観を変えていく→ 乳脂肪神話からの離脱
  牛が本来のえさ(草)を食べて、乳脂肪が3・6%になるだろうか?
濃厚飼料により乳脂肪分が調整されている。

  私たち消費者は、乳脂肪分が高いほど質の良い牛乳と思い込んでいないだろうか?
牛乳に限らず脂肪分には、カドニウム他の重金属やダイオキシンなどが蓄積しやすいということも考慮していくと、消費者が牛乳になにを求め、牛が少しでも健全に生きるには、何を食べ、どんな飼われ方をしたらよいかが、見えてこないだろうか?
(よつ葉の生産者の牛は 素飼料6〜7対穀物4〜3の割合)

@仔牛は母牛の乳で育つのではなく、代用乳で育つという現実がある。
A私たちは牛のお乳を拝借(横取り?)しているということも忘れずにいたい。
【牛乳とは・・・】

 牛乳とは、
『生乳に、他の物を加えることなく、加熱殺菌などの衛生的処理を施したもの。
無脂乳固形分8.0%以上、乳脂肪分3.0%以上と乳等省令(乳及び乳製品の成分規格等に関する省令)で定められているが、近年は実際には乳脂肪分3.5%以上が普通である。』 

 成分無調整牛乳とは、
『製造工程において脂肪の標準化を行わないもの」で、各地の生産者から集まった生乳をブレンドして脂肪値を均一化する、大手メーカーなどが品質を一定にするために普通やっている作業をしていないという意味である。
逆に、最近よくある「3.6牛乳」といった商品名は、脂肪分を3.6%に標準化してある製品である。』

≪安い乳製品≫
●輸入の脱脂粉乳を使用している。
 輸入品はどのように育ち作られたものかがわからない。

≪仔牛用の脱脂粉乳(代用乳)についての危ぐ≫
●BSEのことも含めどのような脱脂粉乳が使われているのかとても気になる。
ホクレンとしては指導はしても実際は生産者の判断によっているのが現状。
     ※このことについては、「BSEの感染源は仔牛に与える代用乳ではないか」との説の
      記事(中部よつ葉会便りより転記)を2月9日の通信とともに配布したので読んで下さい。


【ホクレン農業協同組合連合会】

 経済事業を担う農協の連合会として、大正8年に設立。
「日本の食料基地」としての北海道。
その期待に応えるため、農畜産物を集荷・加工・流通・販売し、消費者に届けると共に、農協・生産者に農畜産物の生産に必要な資材・技術・情報を提供する事を目的として、農協により組織された連合会。

【よつ葉乳業株式会社 YOTUBA】
30社あるホクレンネットワーク共同会社の1つ

1967年(S42)
「北海道共同乳業株式会社」名にて誕生。
農民の手による農民のための乳工業として設立。
“本物の牛乳を届けたい。
広い牧場で、のびのび育った牛から搾った牛乳を日本中の人に飲んでもらいたい”という思いから。
1969年(S44)
よつ葉ブランド牛乳を販売開始
良質な生乳を原料とした本物志向の“成分無調整牛乳”は全国で初めての試み
  ★昭和40年代は、水俣病問題をはじめ、食品公害もクローズアップされていた時代。
   牛乳についても、還元乳(脱脂粉乳と水と無塩バターから合成して作った物)や
   異種脂肪混入(牛乳からコレステロール、PCB、残留BHCの原因になる動物性脂肪を
   抜き取り安全な植物性脂肪、ヤシ油に置き換える)などがあり、社会問題となる。
1971年(S46)
東京のデパートで「よつ葉3.4牛乳」を飲んだ生活者グループが、試売品を分析。
「脂肪率が3.5以上あり、重金属や農薬汚染が全くない」という結果を受けて、産直運動に取り組む。
1972年(S47)
共同購入開始
“おいしくて安全な牛乳を子供たちに”という願いが実現。
1983年(S58)
UHT(120℃2秒殺菌)からHTST(85℃15秒殺菌)ラインを開始。 現在は72℃15秒殺菌
1989年(H1)
ノンホモ牛乳専用ライン開始。
1999年(H11)
遺伝子組換え飼料不使用牛乳の実現。

【牛乳が食卓に届くまで】

『よつ葉物流株式会社』という独自の運搬システムを持つ。
  1. 牛乳の運搬は『温度管理に始まり、温度管理に終わる』と言われ、
  2. 牧場から生乳を工場へ直送。
    殺菌・パック詰めされ出荷。そして、保冷しつづけられている。
  3. 毎日北海道から首都圏、中部、関西、四国まで届けられ、
    その距離は最長2000Kmにもなる。

参考資料 
よつ葉共同購入初期資料集、
ホクレン及びよつ葉のHPより
資料集はとても勉強になります。みるめにあるので是非ど〜ぞ

1/31の話を受け、疑問点なども含め、まだまだいろいろお聞きしたいので、
3/1お茶べりタイムに次期みるめ担当の宮越さんに来ていただく予定です。


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2006’3月作成
“よつ葉乳業梶h
【ホクレンの秀さん、宮越さん】

川西・秀さん
2006’3/1 プラムフィールド/お茶べりタイム10:00~12:30にて

ゲストスピーカー:ホクレンの秀さん、宮越さん
(11:00来静)
参加者:安東幼保園の保護者会の方3名
馬場、榛葉、伊藤
文責:by伊藤

≪報告≫
  1. 新担当は宮越さん(明るくさわやかな元気があふれる入社3年目のヤングマン)
    今まで乳製品課で業務用の製品を扱っていたそうです。よろしくお願いします。
  2. 現在の生乳100%プレーンヨーグルト500gは6月で終売。
    7月にNON-GMOの生乳100%を使ったプレーンヨーグルトを新発売の予定
  3. Q;3月終売の3種類は生乳が原料。
    4月新発売の製品は脱脂粉乳と生クリームが原料だが、どうしてか?
A; ヨーグルトというのは一般名で、
乳および乳製品の成分規格等に関する厚生省令(乳等省令)では「はっ酵乳」と呼びます。
「はっ酵乳とは乳又はこれと同等以上の無脂乳固形分を含む乳等を乳酸菌又は酵母ではっ酵させ、 糊状又は液状にしたもの又はこれらを凍結したもの」と定義され、
成分規格は無脂乳固形分8.0%以上で乳酸菌数(又は酵母数)が1000万/ml以上とされています。

FAO(国連食糧農業機関)/WHO(世界保健機関)の国際規格では、
「ヨーグルトとは、ブルガリア菌及びサーモフィラス菌の作用により、
乳及び乳製品を乳酸はっ酵して得た凝固乳製品をいう。
任意添加物(粉乳・脱脂粉乳・ホエー粉など)の添加は随意だが、
最終製品中には、これらの微生物が多量に生存していなければならない」
と記されています。

●生乳の生産には限りがあり、変動も大きい。
現在は健康志向による豆乳・スポーツ飲料や簡便なペットボトルのお茶の普及で、牛乳そのもののの消費量は減っており、牛乳は余っている。
脱脂粉乳にすることにより有効に活用できる。
脱脂粉乳とスキムミルクは加工技術の違いであり、原料は同じ。
スキムミルクは調理しやすいように溶けやすくできている。

●食べ方が大切→
脂肪を何からとるか?1日どのくらいとるか?
現在は脂肪の摂取量は取り過ぎの傾向にある。
脂肪分に含まれている環境的リスクも考慮し、賢く食べることが大事。
私たちは 「環境を食べている」

●仔牛の代用乳については、後日説明をしてくださることになりました。
●「スキムミルクは素敵な食べ物」は次回に!

【ホクレンの秀さん、宮越さんからのお返事】

Q:植物性油脂の原料は何ですか?
 なたねや大豆の脱脂後のものだと思いますが…?
A:たぶんそうだろうと思います。でも、確かめてないので…
Q:では、原料とそれは遺伝子組み替えについて分別されたものかどうか、
また きいてみてください。ホクレンがそのことについて関心を持っているとメーカーに 伝えるのも大切だと思うのでよろしく。
A:はい、調べてみます。  




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2007'9/6
“よつ葉乳業梶h
【ホクレンの宮越さん・秀さんを迎えて】

宮越さん・秀さん
2007'8/27(月) プラムフィールドにて

参加者:馬場・伊藤・加藤
文責:by伊藤


三島市に出張の折、みるめにも寄って下さいました。
急なことでしたので、3人でお話を聞きました。





≪現在の乳をめぐる状況≫
  1. 生乳が不足気味!!

  2. 昨年冬の余乳処分後の生産調整により、生乳の量が減少。
    当時と比べ牛乳(飲用)の消費量は同じだが、国産のナチュラルチーズが見直されてきたため、 国が国産チーズの生産を奨励しはじめ、大手メーカーが北海道にチーズ工場を作るなど、 加工品にまわる生乳量が増え、現在バター製造分へまわる生乳が不足している。
    ★ 生乳には「優先用途」があり、牛乳→生クリーム・チーズ→バターなどとなっている。

  3. 酪農の難しさは、生産と消費量のバランスにあり、宿命的に苦労している。
    生産調整とは飼育頭数の調整であり、減らすということは牛の命に手を加えることであり、 増やすといっても育てて乳の出ることであるので、すぐに増えるわけではない。
    ★ 共同購入用のバターについては、供給見通しありです。
宮越さん・秀さん 伊藤さん・馬場さん




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2008'11/21
“よつ葉乳業梶h
【第1回 よつ葉共同購入事業推進会議】に参加しました

2008’10/30(木)東京 

参加者:馬場・宮本
文責:by宮本
“うれしい兆し・・・”

10月30日「よつ葉共同購入事業推進会議」に馬場さんと宮本が出席しました。
印象に残ったことを報告します。(当日の資料はプラムフィールドにあります)
午前中は北海道農業研究センターの講師による学習会、午後は今後の牛乳に関する会議でした。

学習会では「乳牛は何を食べているか」「牧草の種類」「輸入飼料の問題点」「エサの自給率を高める方法のひとつが放牧の導入」 「生の牧草をたくさん食べたときに牛乳はどのような影響がでるのか」などなどの話を伺い、 計画的に短い柔らかい草を食べさせる「集約放牧」に明るい光を感じました。

講師の方が、「乳牛の幸せ」「酪農家の幸せ」「製造者の幸せ」「購入者の幸せ」という 「関わるものみんなで幸せを分かち合える酪農の実現へ」という方向を示して下さったのがうれしかったです。

午後の会議では、購入者が望んでいる放牧・自給飼料を優先とした「健康な牛の牛乳」の実現のために、 ホクレン、よつ葉・購入者が「これからの牛乳」(仮称)を作っていくことになりました。

幸せな牛の牛乳を味わうことが出来たら、幸せですね。





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2008'12/25
“よつ葉乳業梶h
ホクレンの池田さん来静 報告

2008’12/25(木)

参加者:馬場・宮本・伊藤
文責:by伊藤
@ 個人向けバターの供給について
・平成20年度は前年の90%という形でご協力いただきありがとうございました。
皆様のご協力のもと、最大のピークのクリスマス期を乗り切り少し余裕が出てきたので、これからは前年の消費量と同量に戻していける目途がたった。

A 乳製品の価格改定(値上がり)について・・・2009’3/1より
・平成20年4月にプール乳価の値上がり(5円10銭/s)に伴い価格改定をしたが、酪農家の厳しさの助けになり切らず、 再度プール乳価を5円30銭/s上げることが決定。それに伴い価格も値上げ。
生産者の厳しい生活を支える一助としてご理解・ご協力をお願いしたい。
→乳価は各地域の「指定生産者団体」が決めている。北海道はホクレンが決定する。今回の乳価改訂は全国同時に行われる。

・カマンベール・クリームチーズ・よつ葉のヨーグルトの変更がないのは、 これらを作る小さいチーズ工房を応援し、外国産チーズの値上げに伴い国産品との価格差が縮まり国産指向への流れを止めないため。
またこれらは消費量が少ないので価格据え置きの対応が可能だった。

B プロセスチーズのリニューアルについて・・・2009’2/23より
・今まで外国産も入っていたが今回より「北海道十勝産100%」ナチュラルチーズを使用。
消費者グループ向け・店頭用とも同じ製品。包材のデザインも変更。価格も変更(値上がり)。

C「これからの牛乳(仮称)(7月販売開始予定)」の開発について
・2008年11/13号みるめ通信で報告したように、10月の「よつ葉共同購入事業推進会議」で新しい牛乳の開発の取り組みが決定。
本日、確認事項・開発理念などについての文章を配布しました。合わせてよつ葉の牛乳・共同購入の34年もよく分るので、是非読んで下さい!
次回の会議は1月23日。宮本さんと森田さんが参加予定。また、文章を読んで質問などありましたら1/9までに宮本さんまでお願いいたします。





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2009'1/23
“よつ葉乳業梶h
【第2回 ホクレン 自給飼料推進牛乳分科会】に参加しました

2009'1/23(金)東京 

参加者:宮本・森田
文責:by森田
“報告”

 前回みるめ通信でもお知らせしましたが、新しいよつ葉牛乳の開発確認事項に 「〜より自然な環境で牛が暮らす放牧飼育と〜」という文を追加要望していましたが、
よつ葉乳業からは「現在、放牧していない生産者にプレッシャーをかけてしまうので、文章として載せる事は出来ない。」
四つ葉会からは「理想であるし、私たちもそう思うが、今日の会議では、話し合う時間がない。」
との返答で、不満は残りましたが、それ以上、要望できませんでした。

 ネーミング、販売促進計画の検討では、みるめが提案した 「みんなうれしい牛乳」「しあわせ牛乳」 「自然は志向の雑誌への広告をする」「市販の牛乳との違いを明確にする」という意見も候補として残り、 今後の話し合いにより実現化されるかもしれません。

 その他、パッケージデザインについても検討しましたが、キャラクターの牛やパッケージの字の大きさがどうこうより、 “人も牛も健やかに、しあわせに”という想いの方が大切な事と思えるので、考え方に温度差があり残念に感じました。

 今年、7月には製品化されるそうですが、本当の意味で 「みんなうれしい牛乳」になってほしいと思います。





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2009'2/25
“よつ葉乳業梶h
2009年3月1日からのよつ葉製品価格改定についての補足

2009'1/22(木)みるめ通信より 

 今回の価格改定はよつ葉乳業だけではなく全国的な価格改定です。なぜならば全国で乳価が改定されるからです。 乳価とは生産者が生産・出荷する生乳に対して支払われる価格の総称です。 この乳価が高ければ生乳は高く売れる、つまり生産者の収入は多くなります。逆に低ければ生産者の生活は苦しくなります。
昨今の世界的な物価の上昇によって、現在酪農生産者は非常に苦しい経営を強いられています。

 そこで、生乳生産に係る費用に見合う収入を保障し、継続的な酪農経営を可能にすることが目的として、 平成21年3月より乳価を改定(値上げ)することが決定いたしました。今回の乳価改定は平成20年4月の改定に続く期中再改定であり、 異例中の異例です。前回の乳価改定時と同様に乳価値上がり分を乳業会社では吸収しきれないのが現状です。

そこで製品価格も値上がりすることとなります。何卒ご理解いただきたくお願いいたします。