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作成:2007’3/17
“桜井食品との出会い”
2007年3/8記 by馬場利子記

 桜井食品の工場(会社)は岐阜県にありますが、私も岐阜出身で、おまけに、父が公務員でしたので、県内の任地先である当時、岐阜県加茂郡富加村…で私は生まれました。

 私の生まれた村は(1980年当時は町)に桜井食品はあり、私の実家から車で20分くらいのところだという事で、懐かしさと安全な食品を作っているいるという工場を見学したくて訪れたのが1986年でした。当時ではすでに桜井食品は健康食品店や創健社の粉類・麺類を創っている会社として名を知られていました。たぶん1980年頃は安全な粉類を扱っているのは桜井食品が最も知られていたと思うのですが、訪れた工場は田園風景の中にポツンと立っている小さな工場でした。

 応待に出てくださったのは社長の奥さんで、まだ私と年齢も違わない若い誠実な方で「先祖様がずっと村の粉をひいて、うどんを作っていたので、そのままやらせてもらっています…」と7~80坪の小さな工場を見せてくださいました。工場で買わせてもらうと定価の7割くらいで分けてくださるので、実家に帰ると仲間の分もたくさん車に積んで浜松に持ち帰るようになりました。

 化学調味料を使わない…無農薬・有機栽培の小麦を探して原料にするという会社の姿勢の他、チェルノブイリ原発事故の後はスパゲッティの原料であるデュウムセモリナの放射能汚染を案じて問い合わせた私に対して、セシウム137の残留測定を行って、その結果を送ってくださる対応も、とても迅速で、誠意のあるものでした。

 桜井食品の隣町に住む私のおばの話ですと、経営者一族の職業に対しての倫理観は宗教的な哲学に裏付けられたもので、村の信頼も厚い方だとの事でした。近年は直接伺うことは無くなりましたが、いつ伺っても、どなたも親切で素朴な岐阜県人に親近感を持ってお付き合いをしてきました…。