ビオ・ゲミューズ

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2006’5/12

“ビオ・ゲミューズ”

≪葉取らずふじりんご≫

露地栽培有機農産物共同購入組織
ビオ・ゲミューズの会　（埼玉県坂戸市）

このりんごは完全有機栽培の“葉取らずふじりんご”です。
　このりんごは完全有機肥料栽培によって作られた「サン･ファーム」の「葉取らずふじりんご」でございます。
日本のふじりんごは10月に入ると、太陽の光によく当てて、りんごの色づきをよくするために、りんごの周りの葉を落とす「葉摘み」作業と玉回しをしています。
1個１個のりんご毎に葉摘み作業をし、木全体の30％もの葉を落とす重労働です。
りんご農家の年間作業の30％はこの葉摘み作業に取られる過酷な重労働です。
色はきれいにつきますが、30％もの葉を落とすため光合成が制限され、りんごの味と果重はいずれも葉を落とさずに育てて収穫するりんご（葉取らずりんご）より劣ります。
葉取らずりんごは葉がかぶったところが赤くないなどの見栄えの悪さはありますが、味は一段と良いことが分析の結果でも、はっきり裏付けられています。
ヨーロッパ諸国のりんごはすべて葉取らずりんごです。
農家の労力軽減と樹勢保持も兼ねた1番味のよいりんごが「葉取らずりんご」です。
ビオ・ゲミューズの会では、農家の労力軽減にもなり、味が最高の『葉取らずりんご』を、サン・ファーム農家に特に条件のよい畑を選んでもらって栽培してもらっています。

農薬を極力控えて栽培されています。
　春先にはサン･ファームの特別有機肥料の他に、木灰をミネラル有機肥料として施肥し、りんごが最もおいしくできる土作りをしています｡
合成農薬に代えて、フェロモン剤(蛾の予防用性フェロモン剤)、幼若ホルモン､漢方薬草類抽出液(忌避･栄養剤)､でんぷん液財(粘着くん：あぶら虫退治用)等の天然物質をりんごの病害虫退治に活用し､炭疽病等の病気抑えに灰の施肥とボルドー液散布でキャプタン剤を使わないなど、一般農家の三分の1～四分の1の農薬使用総量に抑えています。
年に数回草刈をし､除草剤は一切使っておりません｡
一般農家が台風後毎に散布する殺菌剤も散布しておりません。

このりんごは皮ごとお召し上がりください｡
　果物店やスーパーの店頭で売られているりんごは化成肥料(化学肥料)と合成農薬を13～16回も散布して作られていますが、サン･ファｰム農家のりんごは私たち消費者団体と常に話会いを持ち､現地も訪れて話し合い､アルカリ性のミネラル肥料の灰を入れ､ボルドー液を葉面散布するなどして病原菌(多くは真菌類)の繁殖しにくい栽培条件で育てています｡
このりんごは無袋栽培されたサンふじりんごで､皮のところに栄養分が多く含まれ､ガン予防にも健康増進にも効果があると言われる､ポリフェｰノールも皮のところに集中して含まれています｡
植物繊維もカリウムも一般りんごの1.3倍も含まれています。
どうぞ皮をむかずにお召し上がりください｡
種も制ガン性の高いアミグダリン他を多く含んでいますので､噛み砕いてお食べください。

≪りんご栽培のあり方を問う･･･葉取らずリンゴの出荷に向けて≫

96’野菜新聞　9.10月号より転載

今月からいよいよ今年のリンゴの出荷が始まりました。
先頭を切って出荷される津軽は早生種で､長野では8月25日頃から本格的な出荷が始まる。
グリーン津軽はこれに先立って月遅れのお盆過ぎから出荷される。
まだ残暑の厳しい中で収穫が始まるので､秋深まってから収穫される晩制種の「ふじ」のような濃密な味と違って､津軽リンゴはかじるとパット口一杯に新鮮な香りが広がり､甘酸っぱい味と共にサクッ、サクッとした歯触り・噛み応え感はふじにはない食味といえましょう。

津軽は「葉取らずりんご」
　津軽は早生であることと時間的余裕も無いため、着色を良くする為の葉落し・玉回しはしていないので、いわば「葉取らずりんご」である(農家談）。
晩制種のふじは全体を赤く着色するため、農家は収穫の１～２ヵ月くらい前からリンゴにあたる日光をさえぎる葉を落とし、一つ一つのリンゴにまんべんなく日光を当てるために少しずつ回転させる玉回し作業を行っている。
農家の話しではこの作業は大変労力のいる大仕事。
なのに､葉摘み・玉回しする「葉摘みリンゴ」の精度･酸度･蜜入り･食味等が「葉取らずリンゴ」よりも劣るのが実情。
表は弘前農業改良普及所が行った葉摘みリンゴと葉撮らずリンゴの品質の比較である。

食味･品質共に最高「葉取らずリンゴ」
　この比較を見ると、葉取らずリンゴは果重･硬度･精度･酸度･蜜入り･食味はいずれも最高である。
特に､陶土は1.3度も高く、酸度も1.4度高い。食味も抜群によいという結果。
ただ１つ､葉取らずリンゴの欠点(?)は着色が良くないため、市場出荷では下級品扱いが全体の４分の３以上にも達してしまうことです。
ビオゲミューズの会の3月定例会(拡大）で、葉取らずリンゴを試験的に取り組みたいとの意向を受けて、サンファーム農業グループは早速園地を決め､春先から葉取らずリンゴに適した剪定や土作りを開始し､食味をより良くする収穫のタイミング検討も重ねています。

葉取らずリンゴ栽培は農家労力軽減のかなめ
　葉取らずリンゴの出荷農家が心配していることが一つある。
それは､葉取らずリンゴは従来のリンゴの殻を破った物である為、正しくアピールしていかなければ､ただの色の悪い下級品リンゴと消費者に受け取られてしまいかねないことである。
首都圏の各生協に有機栽培農産物を卸しているGPS(グリーンプラザシステム､本社：大宮）の果実担当係長の島田さんは「葉取らずリンゴは外国ではあたり前であり、農家の労力軽減の意味でも将来的には真剣に考えていかなければならない。今は一つのブランド品として定着しつつあると思う。」と述べられておられた。（6月開催のサンファーム総会で）当を得た発言ではないかと思う。
　葉取らずリンゴ出荷はサンファームとしても初の試みである。
品質と食味の両方で最高なら、色は多少悪くても葉取らずリンゴ出荷は本来あるべき姿ではないか。
葉を落とさなければ光合成もそれだけ活発であり､樹勢を保ち病気に対する抵抗力をつける上でも望ましい。
13年前､セントアンドリュース大学(スコットランド)に研究留学していた時に､市内のスーパーで色の悪い青っぽいリンゴを買って食べた時､見てくれの悪さに似合わず､とても濃い甘酸っぱさと強い香りがして、「おいしい！」と思ったことがある。
サンファームの葉取らずリンゴもそのような味と香りがするのだろうか？
12月上旬に出荷予定の葉取らずリンゴが今から楽しみである。（文：村岡亘）

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2007'6/23

“ビオ・ゲミューズの会”

≪お便り≫

露地栽培有機農産物共同購入組織
ビオ・ゲミューズの会（埼玉県坂戸市）村岡

ぐるーぷみるめ様
　温暖化の足音が一層大きくなってきたように思えるこの頃ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
　日頃はサン･ファームのりんごをたくさん購入いただきましてありがとうございます。
サン･ファームのりんごは安心と味の良さから、１月には完売がここ数年続いています。
一般的にはりんごは販売不振で、一般りんご農家は、一軒また一軒とりんごの生産をやめ、ぶどうや桃に切り替えています。
そんな中でのサン･ファームのりんごの人気は、本物であれば需要はあることを示していると思います。
　サン･ファーム農家には別の悩みがあります。
農薬を控えるため、せみの大群に襲われたり、鳥たちがことのほかサン･ファームりんご園にやって来てつつきます。
蝉のかじり傷や鳥のつつき傷のついたりんごが一般農家より多く、収穫りんごの15％以上にも達しています。
これらの傷りんごはジュースやジャムにしますが、サン･ファームりんごジュースは委託生産してもらうため、 1L1本240円の委託生産費がかかっています。
ビン代、箱代、ラベル代もかかります。
9Kgのりんごで6Lのジュースしかできませんので農家の手取りは本当に少ないのが現状です。
　ジュース、ジャム用に回るサン･ファームりんごは毎年30㌧以上ありますが、外国産の超安値のりんごジュース(例えば、生協で1L入りの濃縮果汁還元のものが100円で特売されたりする)におされ、ビオゲ･ミューズの会が年間500箱程購入する(大部分は埼玉県内拠点が購入)以外はほとんど需要がないのが現状です。
サン･ファームで毎年30000本(5000箱)ほどのジュース生産余力がありますが、ほとんどの傷りんごはただ同然でジュース、ジャム業者に買いたたかれています。
　今年は生協への出荷を見込んでジュースを多く生産しましたが、価格で折り合えず、出荷は見合わせられることになり、農家は多くの在庫を抱えて苦しんでいます。
　そこで、皆様に特別においしいサン･ファームりんごジュース、ジャムの夏季特別購入をお願いしたいと思います。
5月から8月の夏の間、りんごに変わって毎月購入いただければ誠にありがたく思います。

どうかよろしくお願いします。ジュース、ジャム合わせて5箱以上まとめ購入くだされば1箱2960円(送料込み)の夏季特別価格で、農家から直送させて頂きます。
ジャムは農家が280g瓶の値段に誤ってつけてしまったため、私家の60%安に当たり、これ以上お安くはできません。
（都内では普通りんごジャムでも410g入りが1100~1300円で売られています。)

＜ジュース夏季特別購入価格＞
ジュース1箱(6本入り、無ラベルの家庭専用、送料込み)　2960円（有ラベルは100円高）
ジャム　1箱(410g瓶×12個入り、送料込み）
＊ご注意＊
無レベルジュースは家庭専用と保健所から厳重指導を受けています。
無ラベル瓶を人に差し上げないでください。
差し上げる場合はラベルを貼ってください。
ラベルはご希望により、6枚100円で購入いただけます。

できれば毎月ご購入のほど、よろしくお願い申し上げます。

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2007'6/23

“サン･ファーム農家”

≪北信濃の薫りをあなたに・・・≫

サンファーム農家グループ　（長野県）

　善光寺平を流れる千曲川。
青い空､澄んだ空気､爽やかな風と太陽｡
　北信濃は年間降水量も1000mm前後と少なく､昼夜の温度差の大きい事など果樹栽培には最も適した土地柄です。
　サンファームのりんごは､有機質肥料のみを使い､薬剤散布も可能な限り抑え､除草剤は一切使用しない栽培を基本としています。
私たちは消費者の皆様に喜んでいただける味と安心を､真心をこめてお届けします｡

≪りんごジュースおいしさ伝言板≫

2001’5月　文責：伊藤

『葉とらず』『無袋』『完全有機』『極低農薬』『ふじ』の
りんご100%のジュース

　りんご栽培方法
★　りんごの色をよくするための「葉落し・玉回し」をしないことで農家の労力を軽減。
★　「葉取らず・無袋・完全有機りんご」は色は悪いが、

果重･硬度･精度･酸度･蜜入り･食味はいずれも最高。

★　農薬は合成農薬の使用を極力抑え、天然物質を最大限使用し、なお一般栽培の1/3～1/5。

　ジュース製造方法
★　ジュース１本/１Lにりんご1.5Kgがぎゅっと詰まってます。
★　無菌状態で絞り、瓶いっぱいまで詰めるので、ほとんど無酸素状態。
★　りんご酸(有機酸)が防腐効果を発揮するため、無開封の状態で3年位は安定した品質。

　ジュースの味
★　糖度は15~18(市販品12~13)で濃密な味。

★　無袋栽培なので皮にがん予防・健康増進のポリフェノールが集中しています。
★　食物繊維(13g/1000g)が豊富で毒素や発癌物質の吸収･排泄を促します。
★　カリウム(1.44g/1000g)を１日コップ１杯で有効な量を摂取することができ、
　　取り過ぎた塩分の排泄を促し、KとNaのバランスを保ち、血圧の安定に役立ちます。
★　肥料に灰を使っているため、果実にミネラル分が多く含まれ、疲労回復の強い味方！
★　種も食べられ、種には制ガン性の強いアミダリンなどが含まれています。

　ジュースの飲み方ets…
●　朝、お風呂上り、暑い時の飲み物としてオンザロックで♪♪
●　夏バテ、発熱時の水分補給に1.5倍に薄めて、さわやかな味を♪♪
●　大切な方のおもてなしの飲み物に♪♪

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2009'1/17

“ビオ・ゲミューズの会”

≪サン・ファームりんご≫
値下げのお知らせと購入増のお願い

露地栽培有機農産物共同購入組織
ビオ・ゲミューズの会（埼玉県坂戸市）村岡　亘

ぐるーぷみるめ様
　日ごろはビオ・ゲミューズの会がお勧めするサン・ファーム有機農家のりんご・桃・巨峰ぶどうなどをたくさんご購入いただきましてありがとうございます。
皆様のご支援のお陰でサン・ファーム有機農家グループの各農家の家計はこの数年は非常に安定し、農家戸数も当初の6農家から、現在8農家に増えております。
有機農家グループの生産物の主力出荷先はパル・システム生協、東都生協、あいち生協の3生協ですが、各生協の評価も大変高く、昨年までは1月中に完売となるほどで、生協側からはもっと農家を増やすよう望まれておりました。

　しかし、今年夏以降のアメリカ発の世界的金融危機による、大恐慌以来の急激な世界的大不況の到来で、雇用が不安定化し、雇い止めや途中解雇される工場労働者が急激に増え、人々は倹約生活を加速させる事態となりました。
このような中、食物でも嗜好性のある果物類は真っ先に削る対象となり、サン・ファーム有機農家グループの主力のふじりんご出荷は、昨年比5割減となり、農家を非常に慌てさせています。

　このような事態に農家側からこのほど「今月下旬からりんごの出荷価格を値下げしますので、購入増をお願いしたい」とビオ・ゲミューズの会に申し入れがありました。
とりあえず、今月20日以降出荷分から5㎏で200円、10㎏で400円値下げしてくれるとのことです。
農家としては思い切った値下げ幅です。
売れ残れば市場には出せないので、また、グループ結成まもなくのころのように、りんご園の隅に巨大な穴を掘って泣く泣くりんごを埋めるよりは、安くして皆様に食べていただいた方がよいとの農家の“苦渋の判断”です。
どうか農家のために、知人、友人、隣人の方々にお声かけをしていただいて、 1箱でも多く購入していただけたらと衷心からお願い申し上げます。

　尚、個人贈答及び個人購入の方も20日以降値下げさせていただきますので、ご利用のほど宜しくお願いいたします。

サン・ファームの有機100％肥料栽培りんごは非常に栄養価が高く、制ガン効果、血圧安定効果（塩分の過剰摂取分を体外に排出させ、カリウム対ナトリウムの比を一定に保ってくれる）も特に高く、中高年の方々にはが罹患を回避し、血圧を安定にすると共に健康を増進するりんごです。

西洋の諺通り、『1日1個のりんごは病気を遠ざける』です。
健康を維持して快適な生活を送るためにも、ぜひサン・ファームの有機100％肥料栽培りんごをたくさんの召し上がりいただきたいと思います。

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2009'7/19

“ビオ・ゲミューズの会”